幼稚園の授業にて

 

いつもの火曜日
いつもの電車に乗って
いつもの幼稚園で
いつもの授業

 

いつも通りの始まり
いつも通りの反応
そしていつも通りの“終わり”を
迎えるはずだったのですが



きょうは、“いつも通り”になりませんでした

 

“終了時刻”はいつも通り来て
“今日のお勉強はここまでです”
の合図もいつも通りしたのですが

 

ここで

 

開講依頼1年半以上にわたり
一度も注意を受けたことのない
女の子が、私から、注意を受けました

 

勉強をやめようとしないのです
終わりの合図を守らないのです

 

「○○さん!!“やめ”の合図を守るのもお勉強ですよ」


でも、“あとひとつ”、“あとひとつ”の○○さんはやめないんですよ!!
言うこと聞かないんですよ!!

 

わたしは、最高に嬉しかったです
まるで、この瞬間を待っていたかのような喜びと達成感に包まれました

 

“○○さん!!ついに殻を破ったな!!”

 

“いい子でいなくちゃ”
“怒られないようにしなくちゃ
“規則は守るべき”

 

“やりたいことがあっても…”
“本当の気持ちは違っても…”
“我慢が大事…”

 

そう思い続けてきた1年半

 

でも…

 

ついに!!
思った通りのことができました!!
自分の心を開放しました!!

 

“ついに殻を破りました!!”

 

規則を守ること=すばらしい!!
いい子でいること=すばらしい!!

 

でも、幼児期には
もっと素晴らしいことがあります

 

それは「自分を出す」です

 

来週からの授業がたのしみです
自分を出すことができるようになった○○さんに会うのがたのしみです
殻を破った○○さんとの対決がたのしみです

 

ここからが、「本当の規律」、「本物のお約束」を教える時です

 

講師冥利に尽きますね

 

 

 

感謝の意を込めまして 神山眞

 

 

 

「体験授業」が受けられない皆さまから
たくさんのご意見をいただいています

たくさんすぎてメールの返信ができていません
本当に申し訳ないです

 

「何とかしなければ」と考えています

近日中に「少しでもお役に立てそうな提案」ができそうです

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