「設問を読む→解かせる」だけでいいのだろうか?

 

家庭学習を「なんとなく」行わない

家庭学習を行う際には、必ず準備からはいります。なんとなく問題集を開くのはもったいないやり方だからです。何か一つでもいいから、「テーマ=目的」を明確にしてから始めます。そうすることで「正解(〇)か否(×)か?」よりも、「設問の意味が理解できているか」の本質に迫ることができます。

 

テーマの決め方

テーマの決め方は様々です。「設問の意味の理解」、「所作の確認」、「量をこなす」、「対話にこだわる」などが、一般的です。ですが、それら以外にも、「ペンの正しい持ち方」、「調子を整える」、「自学自習形式に敢えてしてみる」、「短時間にこだわる」、「続けることを目的にする」といった具合に多種多様なテーマの決め方があります。

 

設問の意味の理解

「設問の意味の理解」をテーマに行う際には、予習が必要です。お父さまやお母さまが、あらかじめ「今日のテーマ」を決めておくのです。

 

たとえば

求差だったら→「線結び」という行為が、「対応付けの理解」と結びついているかの確認をしてみよう

図形分割だったら→「分割線」の入れ方を「二つ三つ」でもいいから、インプットしてあげよう

比較の学習だったら→「言い回し」を変えても、理解度が変わっていないかどうかの確認をしてみよう

数の構成だったら→ペーパーの合間に、「おはじき」を使って「分解」もできるようにしてあげよう

等分だったら→「余り」と「足りない」に重点を置いてみよう

などなど、ほんの一例ではありますが…

 

方法と結果

●テーマを決めないで行い続けると、「次のテーマ」が見つけられなくなります

●テーマをほんの少しでもいいから決めながら行い続けると、「次のテーマ」がほんの少しずつ見つかります

●方法を変えないで、結果を大きく変えるのは難しいです

●方法をほんの少し変えて、結果をほんの少しずつ変える方が得策と言えそうです

 

本日は、「目的を明確にした家庭学習」でした。
実は、私の授業のやり方が、まさに、「この方法」です。正直言いますと、結構難しいです。

 

「クラス全体のテーマ」を明確にすることはできます。
「ひとりひとりのテーマ」も回を重ねるごとにかなり明確になります。
ところが、それらのバランスを整えながら授業を行うのが難しいのです。

 

まだまだ、勉強です。
私自身の「テーマ」を明確にすること、それをほんの少しずつでもいいから続けていく必要がありそうですね!!

 

 

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