梅

 

4人の友だち  「失敗」、「不安」、「孤独」、「挫折」 

 

 

今日は、私が子どもたちと、授業を通して接する中で、一番大切にしていることについて話をさせていただきます。

 

子どもたちに、「良き親、良き兄弟」の存在を認識してもらい、「良き師、良き友との出会い」を提供することを私は1番大切にしています。

 

それこそが「教育の全てである」と思っています。

 

その中でも、

今日は、「良き友」についてお話します。

 

世間一般で言う「優しい友だち」、「面白い友だち」、「頼りがいのある友だち」などは、当然ながら、“良き友”と言えるでしょう。

 

しかし、子どもたちが成長する際に出会うべき友だちの中には、以下のような、「できることなら避けて通りたい友だち」もいます。

 

「失敗と言う名の友だち」、「不安と言う名の友だち」、「孤独と言う名の友だち」、「挫折と言う名の友だち」です。

 

この「4人の友だち」は、“成長すればするほど、成功すればするほど”、訪れてきます。

 

できれば、出会いたくない友だちです。

招かれざる友だちともいえます。

 

だから、

“拒絶”するのもいいし、“無視”するのもいいです。

“あえて、目を向けない”、そんな方法もあります。

そばにいることがわかっていても、“ほかの何かで気を紛らわす”こともできます。

 

これらの友だちが訪れてきても、ほとんどの人は、真正面から向かい合おうとしません。

 

でも、この4人の友だちとは“付き合ったほうがいい”です。

 

「4人の友だち」と向かい合い、上手にお付き合いができるようになったとき、“本当の成長や成功や幸せ”と言ったものが手に入るような気がするからです。

 

そして、これら「4人の友だち」との付き合い方を1番上手に教えることができる、それが教育者と呼ばれる人たちの役目だとも思っています。

 

だから、教育者と呼ばれる人たちは、自らが「4人のお友だち」のことをよく知っている必要があると考えています。

 

私は、いまだに、「失敗を恐れ」、「不安に苛まされ」、「孤独感に悩み」、「挫折感に打ちひしがれる」、そんな毎日です。

 

でも、だからこそ、子どもたちが、やがて思春期になり、壁にあたったとき、つまり「4人の友だち」が、代わる代わる訪れてきたときに、誰よりも子どもたちの気持ちに寄り添えるような気がします。

 

「つらいんだ」って言われたときに、「わかるよ」と心から言ってあげられるような気がします。

 

皆さまのお子さまに、「4人の友だち」が夜ごと訪れてきて、お子さまが、「4人の友だち」との距離の取り方がわからなくなり、迷いの中に入ってしまったときは、どうか、「4人の友だち」との付き合い方の専門家である私にお声をかけてください。

 

「先生も同じ気持ちになったことが何度もあるよ」

「先生はこんなふうにして乗り切っているんだよ」

そんなふうにアドバイスができそうな気がします。

 

「失敗」、「不安」、「孤独」、「挫折」を避け、

「失敗」、「不安」、「孤独」、「挫折」には目を向けない、

それこそが、幸せの秘訣であるというふうに教えてくれる人は数多くいます。

 

しかし、私は、そうは思いません。

「失敗」、「不安」、「孤独」、「挫折」は、上手に付き合うことによって、「成長」や「成功」にもっとも必要な大切な友だちとなります。

 

皆さまは、どのようにお考えですか?

 

今日は、「4人の友だち」について、話をさせていただきました。

最後まで、読んでいただき、誠にありがとうございました。

 

 

 

神山眞

 

 

 

 

 

 

 

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