疲れに関するご質問にお答えします
子どもは、基本的に、ギリギリまで、頑張れてしまいます。
なので、疲れているのかどうかの判断がつきずらいです。
ですが、
□朝、食欲がいつもよりない
□朝、もっと寝たいと言っていた
□朝、幼稚園に行きたくないと言っていた
□朝、身体的コミュニケーションをいつもよりはるかにとりたがる
□朝、不機嫌である
そんな時は、「疲れが出始めているかも」と思ってよいでしょう。
「疲れが出始めてるかも」のサインに気がついた時、タイムリーに、適度に休養を与えると、
子どもは、“ぐぐっと”、元気を取り戻します。
「一晩、ぐっすり寝たら、もう元気!!」の状態です。
反対に、サインに気がつかず、さらに、無理を重ねると、
「能力的なスランプ」に陥ったり、「表情に陰りがさす」ようになってしいます。
疲れが原因で、「能力的なスランプ」に陥ってしまった時は、よくよく気をつけなければいけません。
母子ともに、疲れてしまっていることが多いからです。
そんな時は、「間違った判断」を誘発してしまいます。
うちの子、スランプだなぁ
昨日も、今日も、調子が悪い
やる気がなさそうなのも、何だかねぇ…
よし!!
「もっと、量を増やすべきだ!!」
「もっと、睡眠を削っても、大丈夫なはずだ!!」
「気合いだぁ!!」
となってしまいます。
なので、
□乗り物等での、移動に時間がかかっている時
□園の行事が盛りだくさんな時
□学習時間が、予定よりも長くなってしまっている日が、4,5日、続いたとき
□寒暖差が激しい時
□暑い日が続いている時
これらの時は、敢えて、意識して
□早めに寝る
□ゆっくりゴロゴロする
□外に出て、思い切り身 体を動かす
などをしてください。
「身体を休ませる」と「体を思い切り動かす」は、一見、対極にあり、矛盾しているように感じますが、「休息」だけで、疲れをとるのは、幼児には、不可能であることは、間違いのない事実です。
特に、幼児期の、「座りっぱなし」は、疲れを誘発させる大きな要因になるので、気をつけてください。
長い時間座ったなと思ったら、意識して、大いに、身体を動かしましょう。
今日も、明日も、良い天気が続きます。
たくさん遊んで、たくさん学んで、適度な休憩をとりましょう!!
感謝の意を込めまして 神山眞
今日の話は、実は、とてもとても、大切な話です。
なので、繰り返します。
ペーパー学習で、調子がでない時、ほとんどの方が、ペーパー学習の範疇で修正しようとします。
もちろん、それで、改善されたのなら、「その方法は、適切であった」と言えます。
ですが、改善されなかったとしたら、違う方法に移行するべきです。
調子がでない
ケアレスミスが多い
だから「量を増やした」
↓
「でも、改善されなかった!!」
だとしたら、
外に出て(室内でもOK)思い切り身体を動かすんです。
よっぽど、スランプ解消には適していることが多いです。
運動の利点は、筋力をつける、技術を向上させるばかりに、目がいってしまいがちです。
ですが、実は「集中力」をつける、「途切れた集中力を復活させる」といった効果もあります。
しかも、絶大に!!
ここに、目を向けると、「スランプ脱出!!」なんてことになるのではないでしょうか!!
これ、びっくりです!!
「昼寝が1時間を超えると死亡危険率が急増」
「2時間のグループでは、昼寝をしない人の約5倍にまで高まる」
医学博士である三島和夫先生の著書にかいてありました。
しかし、
「短めの昼寝を計画的にとると、血圧が下がる、パフォーマンスが上がる、免疫機能が高まる」
などの効能が認められているそうです。
昼寝も奥が深いです。
※これ、大人の昼寝の話です。
幼児期のお昼寝は、全く別物です。
保育園で、2時間寝ていても、まったく、なにも、問題ありません。