全ての方に有効な方法は存在しませんが

 

“太い線の真ん中をちぎるように” の指示が出ます。その指示通りにちぎります。すると、徐々に内側にえぐれていきます。結果、黒い線はまるで残っていません。お手本よりもかなり小ぶりなものが出来上がりました。

 

そのようなときは、指示を変えてみます。指示は“太い線に沿ってちぎるように”です。ですが、その指示だけでは不十分です。

 

必ず、お手本を必ず見せます。“これが線に沿ってちぎるだよ”と線の外側をちぎってみせるのです。幼児期の子どもは、“線に沿ってちぎる” を“線から離れたところをちぎる”と勘違いしてしまうからです。

 

“線に沿ってちぎる”を一定期間繰り返します。すると、“線がよく見えたきれいな作品”が出来上がることに気が付きます。そこから、また、“線の真ん中をちぎる”の指示を出します。

 

ここで、とってもびっくりです。えぐれることなく、きれいに真ん中をちぎることができるようになっています。一時期、外側を意識させることで、結果的に真ん中を明確に意識することが可能になった瞬間です。

 

全ての人に正しい方法はありません。しかし、全てではない誰かに当てはまる方法は存在します。だからこそ、アドバイスは試してみる価値があります。その上で、その手法を続けるべきかどうかの判断は、お父様とお母さまがしなくてはいけませんね!!

 

 

感謝の意を込めまして 神山眞

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