これは凄い!! “ぬまっちのクラスが「世界一」の理由”
書評です。
“ぬまっちのクラスが「世界一」の理由”
東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田晶弘先生の本です。
沼田先生のことは、「ダンシング掃除」や「内閣制度」などが、テレビや新聞で数多く紹介されているので、すでにご存じの方も多いかと思われます。
「よく、こんなこと思いついたなぁ!!」
「いや待てよ…思いついた人はいるのかもしれない。しかし、実行に移せているこの先生は凄いぞ!!」
この本は、そのようなことのオンパレードです。
私自身、大変、刺激を受けました。
どれを取り上げようかと迷ってしまうほど、読めば読むほど、驚くことばかりでした。
その中から、絶対に、私にはまねのできない、「凄すぎる!!」を4つ紹介します。
1つ目「クラス全員と毎日交換日記をしている」
毎日
全員と
交換日記
普通、できません。
保育園だったら、お昼寝の時間にできます。
(それにしたって、一人の先生が10人分くらいです)
これは、何が素敵かというと、
子どもに、「思ったことをかく」という「機会」が与えられていることだと思います。
直接話せないことでも、交換日記だったら書けそうです。
そのような「機会」が毎日与えられているのです。
これが、習慣化されたら、そのこと自体が大きな財産になりますね。
言いたいことや悩みがあったとき、
昨日掛けなかったことも、今日ならかけるかもしれません。
今日かけなかったことも、明日ならかけるかもしれません。
先生に対してかいていく過程で、
一方では、常に自分の内面(思いや感情)と向かい合えるのがいいですね。
2つ目「保護者会での“信頼構築プログラム”」
「親同士が結束」することで、
「子どもに良い影響」を与えるという理念から行っているそうです。
はじめての保護者会では、知らない親同士の距離を縮めるために、席を入れ替わりながらの自己紹介が行われます。
これは…私にはできない…
「綱引きゲーム」で手と手を直接触れ合うという機会も作るそうです。
これも…私には、絶対に、できない…
できない以前に、このような発想が、私にはないです。
悔しいですが…
なぜ、このような発想が思いつくのだろう…
すると、沼田先生は、アメリカでスポーツ経営学やコーチング論を習得されていたことが判明。
なるほど、「豊かな発想」に納得です。
3つ目「競技をやるからには勝つことを目標にする」
運動会の際に、子どもたちにこの言葉を投げかけるようです。
しかし、これ、今、なかなか言えることではありません。
「運動が苦手な子がかわいそう」
とか、
「勝ち負けがすべてではない」
と反論されてしまいそうです。
それも沼田先生は承知の上で、さらに子どもたちに言うのです。
負けるまでは、勝つことしか考えるな
勝つにはどうしたらいいか考えろ
負けたときのことは、負けてから考えればいい
あっぱれです!!
4つ目「ブログを保護者に向けて発信している」
こういうことが、できる環境が、そもそも凄いです。
ふつうは、「ダメだよ沼田先生のクラスだけ!足並みそろえてもらわないと、他の先生が困るんだよね」なんて言われそうです。
テレビドラマでは、まず、そうなります。
なので、これを許可している「学校及び他の先生方」も、なお「すごい」と感じました。
子どもの頃は、毎週、ウルトラマンを見ていて、新しい怪獣が登場するたびに、「これは!!凄い!!」と度肝を抜かれていました。
大人になった今でも、凄い先生を知る度に、度肝を抜かれます。
本日は、東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田先生の書いた本を紹介させていただきました。
今度は、どんな凄い先生に出会えるのでしょう!
また、紹介しますね。
神山眞
-おしらせ-
東京学芸大学附属世田谷小学校 合格勉強会
日時:4月2日(日) 10時00~11時30分
場所:貸し会議室NOAH 駒沢
アクセス:田園都市線 駒澤大学駅西口より徒歩2分
定員:25名
内容:東京学芸大学附属世田谷小学校合格にきっと役立つ情報が満載です。
料金:2,000円(税込)
<お申し込み方法>
○地球丸のホームページへアクセスしてください。
(www.chikyumaru.com)
(「幼児教育の地球丸」でも検索可能です)
○「お問い合わせ・お申込みフォーム」からお申込みお願いいたします
○「4月2日(日)世田谷小勉強会参加希望」と明記のうえ、下記4つの項目もご記入お願いいたします。
①お名前 ②ご住所 ③電話番号 ④メールアドレス
※申し訳ございません。会場の都合上、お子さまの入場ができません。