ちいさな手裏剣
春のはじめ、ひとりの男の子は、
休み時間になると、いつも、アシスタントの先生に、折り方を教わっていました。
でも、すぐには、手裏剣を折れるようにはなりませんでした。
あきらめることなく
来るたびに、いつもいつも、教わり続けました。
梅雨が終わり、夏休みが近づいてきました。
ふと気がつくと…
折り紙を、4枚の真四角に裂き
そのうちの、2枚を使って
とてもとても、小さな手裏剣を、それはそれは、見事な手さばきで、折ることができるようになっていました!!
いつの間にか
物凄いレベルに到達!!
折れるようになったこと
それ自体が素晴らしい
ですが、
もっと素晴らしいのは、
“できないことも、続けることで、できるようになる”
そのことを、「実感・体感」したことではないでしょうか。
これから先、このお子さまは、
□出来ないことがあっても
□困難にであっても
□わからないことがあっても
□勝てないことがあっても
“続けていくうちに、いつか、きっとできるようになる”
そう思いながら、粘り強く、対処できるはずです。
これが!!
これこそが!!
本当の「生涯を貫く財産」と言えます!!
折り紙を通して
手裏剣づくりに励むことで
大きな、大きな、「財産」を手にいれた、そんな素晴らしい瞬間に立ち会うことが出来ました。
きょうも、べんきょうさせていただきました!!
感謝の意を込めまして 神山眞