ペーパーのない学校はあるが、口頭試問のない学校はない
最初に、大事な話を一つ
それは、“ペーパーのない学校はあるが、口頭試問のない学校はない”です
この事実は、「口頭試問」の、国立小合格者を決める際の“重要度の高さ”を如実に表しています
そんなに重要且つ大事な口頭試問なのに…
残念なことに、口頭試問練習に取り組んでいる方々は、ごくごくわずか…
しかも、仮に、取り組んでいたとしても、ご家庭での練習方法と言えば、ひたすら「質問を繰り返す」になってしまっているのが、現状です
皆さまに知っていただきたいこと
それは、口頭試問にも、ペーパー同様に、何よりも先に取り組むべき「ベーシックな課題」があるということです。
なんだと思いますか?
↓
4つありますよ
↓
「あいさつ」、「おへんじ」、「発話」、「姿勢」の4つです
■1:すばらしいあいさつ
国立小の受験者数は、皆さまおおよそご存知だと思います
敢えてここで実数はあげませんが、“かなりの数”であること、“相当な数”であることは間違いありません
その大勢の中から抜き出るための最初のアプローチ
それこそが、 “すばらしいあいさつ”です
☆“すばらしいあいさつ”をするために欠かせないもの、それは“自信”です
☆“自信”がないと、視線が下がり、相手の顔を見なくなります
☆“自信”がないと、手先(指先)が、落ち着きなく動いてしまいます
☆そして、何よりも“自信”がないと、声が小さくなります
“自信を持ちなさい!!”よく大人が子どもに言うセリフです
ですが、挨拶や口頭試問に関する自信は、自らの力でつけるものではありません
挨拶や口頭試問に関する自信は、他人につけてもらうのが一番です
まずは、小手先のテクニックよりも何よりも、“自信”をつけましょう!!
小さな間違いや、小さな沈黙を、繰り返し繰り返し注意していては、“自信”はつきませんよ!!
■2:気持ちの良いお返事
こちらも、まずは、「講習会」で自信をつけてください!!
その上で、ご家庭でも、保育園、幼稚園においても、いつでも相手の顔を見てお返事ができるようにしましょう
呼ばれたときの、気持ちの良いお返事ほど、周囲の目を釘付けにするものはありません!!
■3:発話練習にはポイントが5つ
国立小受験における発話する際のポイントは以下の5つです。
① 「相手を見る」
②「適度な声の大きさで行う」
③「姿勢を正して行う」
④「口をしっかりとあける」
⑤「です、ますをつける」
この5つを意識しながら、「口頭試問練習」に励めばこそ、上達が望めるというものですね
■:4:姿勢を整える
□「きをつけの姿勢が整っている子」と「だらりとしたきをつけになってしまう子」
□「きちんと座れる子」と「きちんと座れない子」
□「背筋を伸ばしてきびきびとした姿勢で移動する子」と「ダラダラと背中を丸め靴を引きずるように移動する子」
素敵な姿勢を教える際には、素敵ではない姿勢も教える必要があります
「どちらが素敵? どこがいけないの?」
比較することで、子どもたちは真実をつかみ取っていきます。
喧々諤々と話しあい、素敵な姿勢に辿りつくようにしましょう!!
最後に一言!!
「あいさつの達人」
「お返事の名人」
「生き生きとした発話」
「素敵な姿勢」
これらを目指すのなら、まずは、私たち大人が、率先して行いましょう!!
私も名人目指して頑張ります!!
感謝の意を込めまして 神山眞