本番で実際に書くかどうかは別として、一度だけ、「みんな同じ」から、一歩飛び出してみる そんな文章を書いてみるのも、悪くないかもしれない
誰もが、
「学校の特徴」を意識し、
「学校の主義」に則った形で作文を書きます
誰もが、
「こう書けば、こういう反応があるだろう」
「この書き方のほうが、熱意が伝わりそうだ」
と、学校サイドの反応をシミュレーションする形で作文を書きます
それで、「いい」と思います
それは、「正解」だと思います
ですが、
添削をしていると、
ごくごく稀に、
その家庭における当たり前の「生活」や、
当たり前の「育て方」及び「愛情のかけ方」を、
たんたんと、デフォルメすることなく書き進めた文章に出会います
ごく稀に出会う文章な分だけ、
ある意味、説得力が際立っている気がしてしまいます
学校を理解することは大切です
ですが、学校に寄り過ぎた文章にはならなくてもよいのかもしれません
バランスを考えることは大切です
ですが、整い過ぎた文章よりも、粗削りな文章の方が、気持ちが伝わることがあります
自分の思っていること
家族で大切にしてきたこと
これらについては、
ちょっとくらいバランスを崩しても、書いてみる価値がありそうです
筑波小の作文課題
「お子さまが朝、学校に行きたくないといった」
「理由を聞いても話をしない」
この質問に対して、「原因究明」や「その後の対処法」で書く方は多いです
99%の方は、「何があったのか論」や「その後のアプローチ」について、書こうとするのではないでしょうか
ですが、昨年の合格者の中に、「そんなことはおこらない」と書いた方がいました
普段からの、親子の関係からして、「理由を聞いても話さない」なんてことはない
そう、言い切ったのですね
添削しているときは、びっくりしました
「何を書いてしまったんですか!!」と理解をしきれなかったです
でも、今は、その文章の素晴らしさがわかります
確かに、「対処法」や「原因究明力」に優れた文章は、素晴らしいです
ですが、案外、「問題が起こる」その前段階を、きちんとしている「ご家庭」こそが、学校側が本当に求めている方なのかもしれませんね
一生に一度の筑波小受験
一生に一度の作文
本番で書くかどうかは別にして、一度は、思いのままを、書いてみることをお勧めします