「声掛け」と「指示」、「評価」で、お子さまを“いっぱいいっぱい”にしない方が良い理由

 

もしも、国立小合格を目指すのなら

 

お子さまを

“お母さまの「声掛け」で満たし過ぎてはいけません”

“お母さまからの「指示」で満たし過ぎてはいけません”

“お母さまが感じる「評価」を口に出し過ぎてはいけません”

 

なぜでしょうか?

その答えは、東京学芸大学附属小学校の「募集要項」に書いてあります

 

【本校の望む児童】

(ア)生活習慣を身につけている子
(イ)自分で考えて行動する子
(ウ)作業を丁寧に行う子
(エ)豊かに発想する子
(オ)人の話をしっかり聞く子

 

(ア)の「生活習慣」を身につけるためには、適度な量の「声掛け&指示&評価」が必要なのは言うまでもありません

 

(オ)の「人の話をしっかり聞く子」にするためにも、適度な量の「声掛け&指示&評価」が必要です

 

ですが、ときどき、“子の親”である私たちは、「適度な量」がわからなくなってしまい、「声掛け」も、「指示」も、「評価」も、適度な量を超えてしまうことがあります

 

適度な量を超えた「声掛け&指示&評価」は、いつのまにか「過干渉」と呼ばれるものに形を変えていきます

 

「過干渉」である状態が、ある一定期間続くと

やがて

(イ)「自分で考えて行動」することができなくなってしまいます

(エ)「豊かに発想」することができなくなってしまいます

 

だから
言いたいことは、八分目(はちぶんめ)くらいにしておきます

 

どんなに的確で
どんなに正しくても
“過ぎたるは猶及ばざるが如し”だからです

 

時に、口に出しそうな言葉を
寸前のところで、ぐっと、飲み込み
“今日はここまで、はちぶんめ、はちぶんめ”と、心の中で唱えます

 

「言葉」の力は偉大です
それは、疑いようのない事実です

 

とはいうものの、「言葉」と「口に出すこと」とは、決して同義語ではありません

 

「言葉」の中には、「思う」とか「願う」とか「祈る」といった、想念の領域も含まれています

 

我が子に

(イ)自分で考えて行動する子

(エ)豊かに発想する子

になって欲しかったなら

 

「口に出す言葉」と「想念の領域の言葉」のバランスに、ほんの少し心配りしてみることをお勧めします

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