心と体を開放できる空間

 

 

「ねぇ!!舐めないでくれる!?」

「ほら!!また!!」

「だから!!いい加減、やめてよ!!」

 

息子が睨みつけるが如く、私に叫びます。

家族でトランプをやっていた時の話です。

 

最初、私は息子に対し、小馬鹿にした態度をとってしまったのかな、と思いました。

でも、それは違っていました。

 

私は、なんと、あろうことか、トランプのカードを、舐めながらひっくり返していたらしいのです。

確かに、この行為を、他の誰かにやられたら、私とて不快に感じるはずです。

 

しかし…

加齢とともに、潤いを失い

加齢とともに、指紋が消えていく

そんな、私の手…

その手では、舐めないことには、トランプはつかめなくなっていました。

 

 

 

今回の「トランプ事件」は、家族間の出来事であればこそ、笑い話で済みましたが、

 

もしも、この「舐める行為」を、

レジでお札を出す時にもやっていたとしたら…

書店での立ち読み中にやっていたとしたら…

 

私は、「気をつけなければ」と思いました。

そう、「外では気をつけなければ」と。

 

 

家族とは、素晴らしい空間です。

自分を思い切り出せるのですから。

自分を思い切り緩められるのですから。

 

 

皆さまのお子さんも、

外での態度と、家の中での態度が違うかもしれません。

 

“外では良い子、家ではわがまま”

“外では我慢強い子、家では泣き虫”

“外ではおとなしい子、家では王様”

みたいに…

 

でも、自分を出せる空間があることは、

とてもとても大切です。

 

心を休めることができ、

気持ちを解放させることができるから、

未知の世界にチャレンジしたり

新しい世界に一歩踏み出せるのかもしれません。

 

授業や、講習会、模試では

良い子であることを要求されることが多いです。

 

良い子であることに、疲れてきているかな、

そう思ったら、思い切り、家族という空間で

解放させてあげてください!!

 

 

 

手に潤いをと思い、ワセリンを大量に塗ったら、触るもの全てが、テカテカになり、不便さを感じました

神山眞

 

 

 

 

 

 

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