なぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳
本番直前期になると『志望校別講習会』が花盛りとなります。
ちきゅうまるも例に漏れず、筑波小、世田谷小、大泉小、小金井小に特化した講習会を行います。
志望校別講習会では、ペーパーの行い方から運動課題のフォームまで、その学校ならではのスタイルを学ぶことができます。
本番前に『本番同様のスタイル』を体験しておくのと、おかないのとではかなりの差が出てしまいますから、『志望校別講習会』に出席することはマストと言えます。
ところが、どんなに「その学校のスタイル」を教わっても、急には身につかないことがいくつかあります。
その中の一つが『運筆能力』です。(『運筆能力』が直接的にかなり求められるのは東京の国立小では世田谷小と筑波小です)
たとえば世田谷小の直前講習会では
“本番ではこう出ますからね”
“だからこのペンを使って、この練習帳で練習しましょう”
“だいたい○○秒を目安にできるようにしておきましょう”
といったかなり的確なアドバイスを受けます。
ですが、急には、指先も手先も手首も都合よく動いてくれません。
だからこそ、運筆練習は早めに行う必要があります。
少なからずその力が必要である『世田谷小・筑波小志望の皆さん』はすぐにでも取り組むべきです。
「何からやるべきですか?」という問いかけには、『こぐま会 ひとりでとっくん 66 線の模写』がもってこいなのは言うまでもないのですが、もうひとつお勧めすべき教材があります。
それが
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『なぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳』です!!
(実務教育出版)
実は平仮名は、まっすぐな縦線、横線、斜めの線や丸める、はねるといった『指先の能力』を高める宝庫なのです。
そして何よりもこの本のすばらしさを一言でいうと“コツがつかめる” ところです!!
どの運筆練習帳も“お手本や見本”はありますが、“どのように”とか“どうやって”という方法論は書いてありません。
『なぞらずにうまくなる子どものひらがな練習帳』には
斜めの線は“雪の中を滑るよ”
丸身を帯びさせる際には“風船さんを起こさないようにゆっくりね”
このようなアドバイスが満載です。
著者は筑波大学附属小学校国語科教諭の桂先生
桂先生は、光村図書の国語教科書編集委員でもあります。
運筆練習は「受験用問題集だけでやる」もいいけれど、もしかしたら「ひらがな練習帳でやる」もありかもしれませんね!!
感謝の意を込めまして ちきゅうまるの神山でした