静寂の時間
雨の音って、いいですね
少し、窓を開けた時の音
その窓を閉めた時の音
どちらも好きです
一人遊びをしている時の、
子どもが発する「擬音」や「独り芝居の音」もいいですね
「やすらぎ」を感じる音です
でも、私が、一番好きな音は、保育園の音です。
遠くから、うっすらと聞こえてくるざわめきの音が、大好きです。
笑い声、泣き声、先生が怒っている声、子どもがはしゃいでいる声
それらが、混ざり合い、風に乗って、ちょうどよい加減で、仕事中の私の耳元に届きます。
ほどほどの「喧噪=やかましさ」が、実に心地よいのです。
そんな、「喧噪の時」が、ぴたっと13時くらいになると止みます。
さっきまでのやかましさはどこへやら
物音ひとつしない、「静寂の時」が訪れます。
でもその静けさは、夜におとずれる、全くの「無音」とは、ちょっと違います。
お昼の「静寂」には、音があるような気がします。
聴覚的には、聞き取れはしないけど、「息遣い」や「思い=感情=気持ち」が感じられるからなのでしょうね。
こういった、「静寂の音」がたまらないほど好きです。
保育園の近くに、事務所があるのって、最高ですね!!
子どもたちは、「声=言葉」だけでなく、心からも、「気持ちと言う音」を発しています。
その音は、私たちがせわしなく動き回りすぎていると、聞こえません。
大人である私たちは、「その音=子どもの心も声=気持ち」に、気づくことができるように、ときどき、自分の中に「静寂の時間」を持てるようにしたいものですね。
「静寂の時間」は、開いている何かを閉じた瞬間におとずることが多いです。
スマホを閉じ、パソコンを閉じ、仕事の資料を閉じて、ときどき、「静寂の時間」を持ちましょう。
感謝の意を込めまして 神山眞