パズルだけやっていてもペーパー課題(図形構成)は解けないけれど、パズルをやらずしていきなりペーパー課題をやっても解くことはできない

 

過去問レベルの「図形構成課題」に着手して、いきなりドンドンジャンジャン、面白いように解くことができるレベルのお子さまは、ごく稀です。

 

その前に、基礎問題集レベルの「図形構成課題」を行う必要があります。ですが、ここでもスイスイ楽々と説くことができるレベルのお子さまは稀です。

 

更にその前に、パズルをしっかりとやっておく必要があります。パズルには、「ピクチャーパズル」、「タングラム」、「三角パズル」、「パターンブロック」などの優れモノが多数あります。

 

どれもこれも優れモノです。ですが、どれか一つだけで「図形構成の力」を養うことは、残念ながらできません。いくつかを組み合わせながら行っていく必要があります。

 

どのパズルをセレクトしたとしても、年中さんや、年少さんの時期に、パズルを行う際にやっておいたほうがいいやり方が一つあります。それは「形のあてはめ」です。

 

通常、パズルは組み合わせることにより、模様や形を作り上げていきます。それはそれで必要不可欠な作業なのですが、それ等の効力をより一層高めるためには、その前段階から行うといいでしょう。

 

その前段階は、「形の当てはめ」です。「当てはめ」と言うくらいですから、形(ピース)と形(ピース)をくっつけるようなものではありません。「置くだけ」です。同じ形のものを探して、向きを整えて置き(当てはめ)ます。

 

「形の当てはめ」を十分に行うことで、「大きさ」や「辺の長さ」、「角の有無」、「角度」、「辺の数」などの「図形の特徴」が自然に身につくようになります。「形のあてはめ=同図形発見」を十分に行いながら、徐々にパズル(ピース)同士を組み合わせて行う「形(模様)づくり=図形構成」の率を増やしていきます。

 

図形の特徴がわからない状態で行う「パズル=形(模様)の構成」は、「偶発性頼り」になってしまいます。親の立場からしても「”パズルを廻してみな”のアドバイス頼り」になってしまいます。対して、特徴がわかりながら行う「パズル=形(模様)の構成」は、「長さが同じところを合わせてみると三角の形になったぞ!!」などの法則性の発見の連続となります。

 

法則性のあるパズルを行い続けていると、ある日、びっくり!!「ペーパー課題(図形構成課題)」がスムーズに理解できるようになります。ただし、本日は口当たりのいい話で終わらせるつもりはありません。やはり、「量」が必要です。「反復」が欠かせません。ほんの少しの「量」で、ペーパーに入っても、なかなか「正解」に至ることはありません。ほんの少しの「反復」で、ペーパーにはいっても、なかなか「得意」になることはありません。

 

どのような学習も
楽しみながら「量」を増やしましょう!!
楽しみながら「反復」をしましょう!!

 

 

感謝の意を込めまして 7月4日の年中さんクラスでは、「17枚の様々な形」を使った、「形のあてはめ」を行います。二條先生の明るくあたたかい掛け声で楽しく行っていただきます!!

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