過剰反応をされるとびっくりしてしまいます。
泣くってことはわかります。
子どもですから。
叫ぶことだってあるでしょう。
子どもですから。
わがままだって言うはずです。
子どもですから。
でも
「いつまでも泣き止まないと
心配になってしまいます」
「ものを壊すような勢いで泣き叫ばれると
心配になってしまいます」
「泣き叫びながら力の限りわがままを主張し
抵抗されると心配になってしまいます」
「こんなことは、はじめてだ…」
「どうしたんだろう…」
「どうすればいいんだろう…」
この3つが、ぐるぐると頭の中を駆け巡ります。
やがて、
「こんなことが起きるのはうちの子だけに違いない」
と思い始めることがあります。
そして、
思い当たる原因の全てをかき集めます。
ストレス?
環境?
躾?
それとも疲れ?
私は教育評論家ではありませんし、子育てのプロでもありません。
理想のお父さんでもありません。
でも、
今日は、一言だけ
「今になってみれば、あの時は…」
これをおぼえておいてくれると嬉しいです。
そう思える日が来るからです。
何度も何度もです。
その度に、“ほんのちょっとの成長”をしています。
びっくりするくらいの過剰反応をお子さまがしたとき
その時は、私たちの弱さや、家族の中に生じたほんのちょっとの歪みを、知らせてくれていることがあります。
わがままを通すことで
泣くことで
夜泣きで
叫びながら
私たちに教えてくれます。
だから、お子さまに過剰反応が出て、
びっくりしたときは、
その「過剰反応」という症状だけを消そうとしない方がいいのかもしれません。
「何かを知らせてくれてるのかもね」
「ゆっくり考えてみるよ」
「直せるところ、改善できるところがあったら直してみるよ」
「いつもいろいろ教えてくれてありがとう」
「だから、そろそろ泣き止んでもいいよ」
やがて、次の日の朝になり
お子さまが落ち着いたら
そして何よりも皆さまの気持ちが落ち着いたら
注意すべきことは注意して、
アドバイスすべきことはアドバイスをしましょう。
色々あると思います。
有効なアドバイスは何もできません。
しかし、
いつも、お子さまのことも、皆さまのことも
応援しています。
神山眞