トイレには蓋があります
当たり前ではありますが
いつもは、蓋をあけてから便座に座ります
しかし、今日に限り
蓋と便座を同時にあけてから
座ってしまいました
「断末魔の叫び」とは
このことを言うのでしょう
物凄く大きな叫び声をあげてしまいました
ほんの1枚違うだけ
ほんの数センチ違うだけ
それなのに遥か下に
奈落の底へと落下したかのような
錯覚に陥ってしまったのです
おそらく…
教室に馴染めない
授業に違和感を覚える
学びを楽しめない
このようなお子さまたちは
きっと…
ほんの少しの何かを
とても大きなものとして
捉えてしまっているのでしょう
大人からすると…
かなり“当たり前”のことであっても
そのお子さまからすると
相当“異質”で、“不具合”なものとして
感じてしまっていることってあるのでしょう
そうだとしたら…
毎日の授業には
相当気を配らなくてはなりません
わたしが、トイレの蓋
たった一つで、断末魔の叫びを
あげたように
今日も、きっとどこかで
大人からすると
“ほんのちょっとした何か”であっても
子どもならではの
“大きな反応”をするがゆえ
“断末魔の叫びを心の中で上げている”
そんなお子さまがいるかもしれません
だからこそ
“たかがトイレの蓋”
“されどトイレの蓋”
いつも、心の中で唱えながら
いつも、そのような気持ちを持って
これからも授業に臨み続けなければいけませんね!
感謝の意を込めまして 神山眞