上半期を終えて
上半期を終えて、
もしも、お悩みの方がいましたら、目を通してください。
もしも、苦しみの中で、もがいている方がいましたら、必ずお読みください。
<模擬テストの有効活用>
上半期が終わりました。
皆さま、どうですか?
目的通りに進んでいますか?
「目的通りではないな…」
「改善しなければ…」
そう思っている方に、下半期、盛り返すための方法をお知らせします。
模擬テストを受けた方に限定されてしまいますが、かなり有効かつ強力な方法ですので、
お試しください。
やり方は簡単です。
必ず、「うまくいったことと、良かったこと」と「うまくいかなかったこと、良くなかったこと」の二つに分けて行ってください。
<うまくいかなかったこと>
以下の5つを順番通りに行ってください。
1.皆さまが、予想していた点数を紙に書きだします。
(或いは、このくらいの点数を取ってきてほしかったなと思う点数)
2.今回の模試で取れた実際の点数を紙にかきだします。
3.1と2の差を出します。
4.達していない点数1点につき、1個原因をあげます。
(何でもいいです。どんなことでもいいです。“これがいけなかったかなぁ”と思うことがあったら、思いついたことから順番に書きだしてください)
5.今度は、原因1個につき、対策を1個挙げてください。
原因がわかったら、いっぺんに解決しようとしてはいけません。
一つ一つ、ゆっくりと順番に解決していきます。
<やめることを一つ決める>
解決していく中で、最も大切なこと
それは、
改善したいことの1番目に関しては、「変える」よりも「やめる」にすることです。
2番目以降は、
「徐々に変えていこう」
「繰り返し言い続けていこう」
でいいです。
「これは、誰が見ても悪癖である」
「この時間は、実は必要ないのでは?無駄なのでは?」
「これこそが、改善点の一番目だ」
という具合にやめるべき課題を探すことです。
「やめる!」
「やめなきゃ!!」
「やめよう!」
と決意することが大切です。
たとえば、
「指示を出す人を見ていなかったのか…。靴を触っていたようだなぁ…」
「見ることができるようになってほしいな」
「よし、これを、今回の一番のポイントにしよう」
と決めたら、
このことだけは、以下のようにきちんと伝えます。
「先生が前に立っているのに見ていない。 これは、いけません。もうやめます。今日で“見ない”、“見ていない”、“見ません”はやめます。はい、今、お母さんの前で、“見ない”、“見ていない”、“見ません”と、“さようなら”をしてみましょう。上手にできましたね。もう、今日から、先生が前に立ったらしっかりと見ることができますよ。必ずできます。応援しているよ!!頑張ってね」
悪い習慣を一つ減らすだけで、劇的に変わるお子さまも多数います。
どうかお試しください。
<うまくいったこと>
ここはたったの一つです。
「思いつくままに、どんどん箇条書きにしてください」
これだけです。
そして、うまくいったことを、お子さまにしっかりと伝えてください。
ここが大切です。
認識させてあげるのです。
小さなことでも、
「うまくいったこと」
「素敵だなと思ったこと」
「よく頑張ったこと」
これらは、しっかりと言葉で伝えます。
意外とできていないことが多いです。
かく言う、私もそうですが…。
<言葉で伝えましょう>
失敗したことやうまくいかなかったことは、
ちゃんと伝えてあげないとわからないはずだ
→言葉で伝えよう
となります。
しかし、
うまくいったことや素敵だったことは、
言わなくてもわかるだろう
→だってうまくいった本人が自覚しているはずだから
となります。
意外と、言葉で伝えていません。
言葉で伝えましょう。
特に頑張ったことに対しては、
よくよく言葉で伝えてあげることを忘れないようにしましょう。
<伝えるときのコツ>
大げさにほめるもいいのです。
ですが、淡々と、ポツリポツリと、そしてぼそぼそと、小さな声で伝えることも大切です。
伝えることを、続けることで、皆さんのお子さまは、自信をつけていきます。
自信がつくことは、イコール、長所が伸展することでもあります。
短所には、長所の伸展につられて、自然になおってしまうという一面があります。
長所の進展、普段の生活で、意識してみることをお勧めします。
感謝の意を込めまして 神山眞