話す人はひとり、聞くひとはみんな

 

指示を出す人はひとり

国立小の試験時で、指示を出す人はたったの一人です。複数の先生が、あちこちから指示を出すことは、まずありません。
お茶の水小の1対1の個別テストも、世田谷小の15人で行われたペーパー課題も、筑波小の5人1組で行われた口頭試問も、すべて指示を出す人はひとりでした。

 

指示がでたら

お手本を目で見たり、設問や質問を耳で聞きます。そこで、はじめて、やるべきことが理解できます。

 

ちなみに

指示は、1回きりです。国立小の試験時に、指示が2度も3度も繰り返されることはありません。幼稚園や保育園のような、「ほら、○○くん!!ちゃんと聞きましょうね!!」みたいな、優しいフォローの言葉をかけてもらえるわけでもありません。

 

こんなに大事な時に

●よそ見をする
●隣の子とおしゃべりをする
●他のことを考えている
●思ったことや考えたことを声に出す
●目の前にある何かを触り続けている

なんてことがあると、「やるべきこと」がわからなくなってしまいます。

 

指示に始まり、指示で終わるのが国立小受験

指示行動、指示運動、指示製作と言った「課題名」が示す通り、国立小の試験時では、指示が正確に聞き取れているかどうかが試されています。集合から解散まで、全てが口頭での指示で行われるのですね。

 

だからこそ

■1:前に立ったら、すぐに話し手に顔を向けます
はっきり言って、“話が始まったら顔を向ける” では、遅いんです!!

■2:指示の内容を、よく聞き、心に留めます
“ただ聞く” では不十分です。聞いたことを覚えて、おぼえたことを心の中で反芻します。

■3:思いついたこと、ひらめいたことがあっても、話を最後まで聞く
最後まで聞くのが、話している人へのやさしさであることに気がつけるようになるといいですね。

■4:次に何をすべきかの判断をして、行動に移す
ここまで出来たら、もう大丈夫です!!

 

まずは、知って→反復練習

見方、聞き方、心の中での反芻の仕方を知ります。そして、それらのことを、何度も何度も繰り返し本番まで練習します。講習会や授業だけでは勿体ないです。園でも家庭でも実践してみます。すると、気がついた時には、ごくごく自然に、お話が聞けるようになっています。

 

私の教室では、いきなり、「行動に移す」までのレベルは要求しません。まずは、「話し手に顔を向ける」から始めます。これができるようになってからの方が、そのあと断然スムーズだからです。

 

「話す人は一人、聞くひとはみんな」を覚えることは、優しさを身につけることでもあります。人の気持ちを慮ることができるようになるからです。

 

皆さん、家庭でも、幼稚園や保育園でも、「話す人は一人、聞くひとはみんな」を意識して毎日を過ごしてみましょう!!

 

感謝の意を込めまして 神山眞

 

 

「話す人は一人、聞くひとはみんな」が学べるのは
増設「素敵な所作を学ぶ“指示行動ベーシック10講座”」

 

【日時】2月7日(日)9時30分~10時30分

【場所】荻窪「チャイルドアカデミー」。駅から徒歩で5分です。

【内容】神山が行う講座と全く同じ内容です。

【講師】細谷先生

【講習費】5,000円(税込み)

【定員】8名

【受付方法】是非とも、今すぐお申し込みください。「お申込みフォーム」より、「講座名」、「お子さまのお名前」、「読み仮名」、「性別」、「生年月日」、「緊急連絡先(お電話番号)」を明記の上、お申し込みください。

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