凄技1:指示をしっかりと聞くための姿勢の整え方
何よりも先に整えるべきもの
協調性が問われるのが行動観察課題。お約束を守るための自制心を試されるのも行動観察課題。とにかく、様々なお子さまのパーソナリティが試されるのが行動観察課題です。
そして、それらの中で、際立って大事であるとされるのが、指示を聞く際の所作(姿勢)です。指示をきちんと聞かない子が、合格をするのはなかなか難しいからです。
だからこそ、コミュニケーション能力よりも、何よりも、真っ先に、姿勢を整えてしまいましょう。
2つの姿勢を30日間でブラッシュアップ
指示を聞く際の姿勢は、“きをつけ” か “体操座り” のどちらかです(稀に“椅子に座って”があります)。指示をしっかりと聞くために、まずは、これら2つの姿勢を整えなければいけません。
そこで行うべき方法が“10秒練習法”です。1日10秒で結構です。
“素敵なきをつけ(体操座り)を見せて”を、合言葉に、“きをつけ練習(体操座り練習)”を行います。
10秒の中にこそ秘訣がある
10秒練習法のコツ。それは、必ず、“10秒”にすること! ここが肝心!
10秒なら、必ずできるはずだからです。この“必ずできる” を、10日間繰り返します。この10日間で“体幹”が強くなっているはずです。
10日の次は、20日です。やはり、”10秒限定”! 「素晴らしい!」や「できるねぇ!」の感嘆詞を必ずつけるのをお忘れなく! この20日間で“自信”がついてきているはずです。20日の次は、いよいよ30日です。
肯定感を30日続けて与え続ける
皆さま!“できた”を30日繰り返すと、どうなるかわかりますか!?意志が強くなっているはずです。
「体感+自身+意志」の3つが揃ったら、いよいよ講習会や模試で腕試しです。
そうなのです! 30回繰り返しできるようになって、やっと、講習会や模試でもできるようになるのです(あくまでも姿勢に関して)。
自宅で1回もできていないことは、講習会や模試では、当たり前ではありますが、1回もできないはずです。
自宅で10回出来たことが、講習会や模試において、“できるかな?できないかな?”位のレベルになります。
30回繰り返したことこそが、講習会や模試で試してみるべき“案件”となります。
否定を30日与え続けたら、それは逆効果
ただし、姿勢に関しては、マインドの影響を強く受けます。ダメ出しが多い反復は逆効果になってしまうことすらあります。
だからこその“10秒”なのです。確実にうまくいく状況下の中で、かなり確実に、“できた!”を繰り返すのです!
自信を深めるための行為を30回続けたら、その子は間違いなく30日後には自信を深めています。肯定感を高めています。1日たったの10秒! お試しください!!
感謝の意を込めまして 神山眞