強い口調と優しい言い方
例えば、折り紙を使った“輪つなぎ課題”。4~6人でグループになり、短冊状の折り紙を輪繋ぎする課題です。この課題中に、「ここ貼れてない」の声が聞こえてきたとします。
アドバイス的声掛けであり、注意喚起的声掛けでもある言葉(声)です。ことば自体には、何も問題はありません。
しかし、“同じ言葉”、“同じ声掛け”であっても、言い方や表情が違うとずいぶんと受け取る側の印象が違うことがあります。
対極に位置する印象
「ここ貼れてないよ!」。そんなふうに、眉間にしわを寄せ、強すぎる口調で言うと、周りを非難しているような印象を与えてしまいます。
「ここ貼れてないね!」。あたたかな眼差しで、口調も優しく言うと、周りにアドバイスをしている印象を与えます。
一見さん的立場だからこそ
本番時、試験官にとっては、全てのお子さまが一見さん的存在に映ります。ここ、気を付けるべきポイントです。
一見さん的存在の子が、“強すぎる口調”や“非難めいた口調”といった振る舞いを取ってしまうと、かなり高い確率で誤解を招いてしまうことがあります。
“独りよがりな印象”や、“協調性がなさそうといった印象”を与えてしまうのですね。
でも、どうすればいいの?
だからこそ、一発勝負の本番においては、できるだけ、“眼差しは柔らかく&口調は穏やか”といった振る舞いをとったほうがいいです。
しかし、どうすれば、初めての場所で、しかも初めて会うお友達との関係性の中で、“柔らかな眼差し”と、“穏やかな口調”の振る舞いができるのでしょう?
生活の中で意識すべき3つのこと
答えは簡単!!大人である私たちが子どもたちと接する時に次のことを意識できるといいですね。
一つ目:優しいまなざしで、お子さまを見る
二つ目:にこやかな顔で子どもに接する
三つ目:あたたかく、思いやりのある言葉を子どもにかける
“いつもそうであれ!”ということではありません
いつも、どんなときも、無理をしてまで、「3つの態度」で接するということではありません。
親子関係なのですから、時に強い口調になることも必要です。
親子関係なのですから、時に眉間にしわを寄せ、鋭い目で睨んでしまうこともあるでしょう。
親の「3つの態度」が、子に「3つの徳」を与える
ですが、「3つの態度」を意識して、子どもと接する毎日を、1か月続けてみてください。
間違いなく、お子さまには、柔和、忍辱、協調といった「3つの得」が身についているはずです。
これら、「3つの徳」を身につけた子は、本番ににおいても、間違いなく穏やかな口調で話すことができます。柔らかな眼差し、表情で取り組むことができます。
今日の話も、もしかしたら、本当の話かもしれませんから、試してみることをお勧めします!!
感謝の意を込めまして 神山眞
小金井、筑波、大泉志望の皆さまにマストなドリル
らくプリドリル23 折り紙を使った線対称課題
■理由1:こんなに出題されている課題って他にありますか!?
■理由2:二つ折り+四つ折り+折れ線=バランス100%
■理由3:データ式38ページ