なぜ、お教室に行くのか?
(なぜ、お勉強をするのか?)
年中さんから、年長さんになる時期は、少し「定義」にこだわった方がいいです。
「定義」が、わかっていないと、全ての行動が、「気の向くまま」に行われてしまいます。
「気の向くまま」になりがちな子には、どうしても「一貫性」がありません。
なので
□気分がいいとやる
■気分が悪ければ、やるべき場面でも、頑としてやらない
□気分が乗れば、お約束も守る
■気分が悪ければ、敢えて、お約束に反目する
□楽しい気分だと、やる気まんまん!!
■楽しい気分も、度を越してしまうと、ふざけてしまう
このように、気分が常に優先されると、「□か■」のどちらかになってしまい、その中間がなくなります。
つまり、「ん?楽しい気分だけど…まてよ、おふざけをここではしてはいけないな」が、でなくなってしまうのです。
だからこそ、年長さんになったいま、少しずつ、「定義」にこだわることをおすすめします。
(1)「なぜ?」や「どうして?」で問いかけて=(考えるきっかけ)
(2)「それで?」や「どうすれば?」でつなぎます=(思考をつなげる)
(3)「そうだよね!」や「そう!そう!」で同意して=(気持ちよさを喚起)
(4)「へぇー!そうおもうんだ!」や「そうなんだ!」で感心します=(自尊心の養成)
(5)「お母さんは、こう思うんだ!」=(押しつけではない、「定義」の提示)
上記5つを使って
「お教室に行くのって、どうしてだと思う?」
改めて、お子さまに問いかけてみてはいかがですか?
「定義」の提示が、仮に、「お教室っていうところはね、素敵なお兄さん、素敵なお姉さんになるための場所なんだと、お母さんは思うよ」となったら
おふざけしたくなっても、
「あー、そうだ!!ここは、素敵なお兄さんになる場所。だから、おふざけは、いまはやめておこう!!」となります。
姿勢だって、いちいち注意されなくても、
「素敵なお兄さんだったら…こんな姿勢がいいかもね!!」となるはずです。
疲れて、「ダラーン」となりそうになっても、
「そうだ!!素敵なおにいさんになるために、もうちょっと頑張ってみよう!!」となります。
気がついたら、もう年長さん
「お兄さん」、「お姉さん」になったことを尊重する意味でも、「定義」を与えてあげるのに十分な「時期」です。
と言うよりも、一番適した「時期」なのかもしれません。
明後日の、「行動観察100」では、思い切り、「なぜ?」や「どうして?」にこだわります。
そして、徹底的に、「お兄さん」、「お姉さん」であることを尊重します。
さらに、お子さまたちには、「なるほど!!」の思いを、たくさん感じてもらいます。
楽しみにしていてください!!
感謝の意を込めまして 神山眞