国立小学校 こんな素敵な学校に行ってみたい!!
【凄い本が売っていました】
凄い本を見つけました。
執筆者は、7人。
全員、筑波大学附属小学校の算数の教師です。
書籍名は、「板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて」
全国の小学校の先生のために書かれています。
明日からでも授業で使えそうな、「板書の仕方」、「授業の進め方」、「声掛け」、「評価の仕方」が満載です。
【1年生時(入門期)の算数活動】
書籍の中では、なぜか、「算数の授業」という言い方だけではなく、 「算数的活動」という言葉が使われています。
それに関する理由が、ずば抜けています。
「算数は先生に教えてもらうもの」という意識をここで、もたせたくはない。「算数の授業はみんなで考え、みんなで作っていくものだ」という意識をもてるように、算数的活動を取り入れながら授業を組み立てていく
みんなで考え、作っていく算数の授業って素晴らしいですね。
それでは、どんな授業なのか、早速、一つ覗いてみましょう。
【0の意味について知る】
「じゃんけんゲーム」で、「0」の必要性に気づかせます。
やり方はいたって簡単。
- 5つのマスがかいてあるカードを全員に配る。
- じゃんけんの相手を見つけ、勝負をする。
- 勝ったら○、負けたら×を記入
- 5回行う
たったのこれだけです。
楽しいから、相当盛り上がることでしょう。
○が5個のカードは、「×がない」となります。
反対に、×が5個のカードは、「○がない」となります。
そして、「ない」を表すのに、「れい」という数詞を対応させ、「0」と書くことと書き方を知らせます。
しかし、授業はここで終わりません。
【「0」さがしをしよう】
最後に「0」の場面を探し発表するようです。
「サッカーの試合で、“2対0”っていうよ」
「“3,2,1、0発射”っていうよ」
「“10や100にも0があるよ”」
という具合にです。
ゲームや試合における0
なくなったこと、ないものを表現する際の0
100や1000といった数の表記における0
筑波の先生にかかれば、0についての学びが、ここまでの広がりを見せます。
圧巻です!!
“こんな授業を、自分も受けてみたかった”
そんな、授業ですね。
3月6日の「国立小学校合格勉強会」、お席の確保ができました。
18人のお部屋から、40人のお部屋に変更していただきました。
なので、まだ大丈夫です。
ぜひ、参加なさってください。
心からお待ちしております。
神山眞