「あー、今間違えておいてよかった!!」間違えた問題には感謝する
ー間違えた問題への対処法ー
■1:「原紙」を作る
「これだ!」と決めた問題集を用意します。学生時代に例えると、繰り返し読みこんだ教科書のような存在です。それをバラバラに切って使います。
バラバラにしたものは「原紙」になります。原紙をコピーしたもので、まず、一回目の学習を行います。なので、原紙に直接書き込むやり方はしてはいけません。
■2:「またいつかBOX」をつくる
次に、「またいつかBOX」を用意します。なんだっていいです。A4のペーパーが入る大きさがあればいいです。間違ってしまったものは、必ず原紙をコピーして、「またいつかBOX」に入れます。ここが肝心です。必ず入れてください。
■3:少し寝かせるのがコツ
間違ったものは、1週間から10日後にもう一度行います。翌日に行うのももちろんありです。ですが、間違えた問題は、もしかしたら、焦らずゆっくり寝かせてた方がうまくいくこともあります。(間違えたその日に、「こうやってやると“〇(正解)”になるよね!」といった理解を促す行為は絶対に必要です)
その間、お子さまの「脳というスーパーコンピューター」が、生活や遊びの中で、或いは睡眠中に答えに繋がる情報を探し続けています。
もちろん、一週間後に行っても同じ間違いを繰り返すかもしれません。ですが、それでいいのです。子どもの頭の中にはスーパーコンピューターが入っています。きっかけを与え続けて、常にスーパーコンピューターを「検索状態」にさせてください。
さらに、2回間違えることも、3回間違えることもあります。そうしたら、それに気づけたことに感謝します。何と言ったって、何度も間違えた箇所の克服こそが、「合格の鍵」と言えるからです。
■4:断捨離を行う
「またいつかBOX」は、時々、断捨離を行います。箱からあふれそうになったら、「これはもう捨てる!」と決心してください。その代わり、どのような課題であったのか、或いはどのジャンルであったかを記録しておいてください。
「あー、なるほど…うちの子は、記憶が絡んでくると間違いやすいのだな」とか、「右と左の絡んだ問題で混乱しているな」といった具合に気づけたらしめたものです。
思い切って捨てた後は、他の問題集から同じジャンルの問題を引っ張ってきましょう。絵のタッチや、設問の言い回しが違うので、お子さまも新鮮な気持ちで再チャレンジジできるはずです。