国立小学校受験の常識を疑う:シーズン1『“かけるべき費用”についてのメリットについて考える』
家庭学習で国立小学校合格は可能か?
単刀直入に言います。“可能”です。ただし、厳密には、“家庭学習中心で国立小学校合格は可能” だけれど、“家庭学習のみでの国立小学校合格はかなり難しい”が、正しいのかもしれません。
家庭学習で国立小学校合格を目指すことのメリット=費用をかけないで済む
私立小学校対策の教室に通うと、合格に至るまでに、100万円を超える授業料及び講習費を要することになります。国立小学校対策の教室でも、その半分くらいの費用が必要となります。一方、家庭学習で国立小学校を目指せば、少なくともレギュラークラスにおいて必要とされる“月謝”を支払うことがなくなります。
家庭学習の皆さまは何にお金をかけるべきか?
■1:問題集
■2:過去問
■3:製作課題で使うべき材料および教材
■4:単発の講習会に対する参加費用
■5:模試の参加費用
■6:本番で使用する服や靴など(子&親)
※願書取得費用などはここには記載しておりません
上記6つを細分化する
確かに問題集は必要だし、講習会に出る必要があることもわかります。ですが、どの問題集を購入し、どの講習会を選択すべきかについては、なかなか判断が難しいところです。家庭学習で国立小学校受験をする際には、お父さまとお母さまが、上記6つを細分化し、選択する必要が出てきます。
抽選がある国立小学校受験ゆえに
東京都の国立小学校では、抽選があるために、受験することが叶わないといったケースが出てきます。或いは、合格はいただいたけれども、入学が叶わないといったケースも出てきます。魅力が満載な“国立小学校”。しかし、一方では、不確定要素が高い国立小学校受験。家庭学習で国立小学校合格を目指す方には、お金を掛けなくてすむというメリットが生じます。と同時に、どこまでお金をかけるべきかという決まったルールがないばかりに、そこに不安感が生じるといったデメリットも生じそうです。
本日は、「家庭学習で国立小学校受験は可能か?」の、“かかるべき費用”について、お話をさせていただきました。次回は、“かけるべき費用を、何にどのようにしてかけるべきなのか”についてお話をさせていただきます。
感謝の意を込めまして 神山眞