残り1ヶ月 国立小学校受験 お話の内容理解 本番想定 5つの満点獲得法
【練習のための学習法では満点は取れない】
家庭学習でできることが、本番でもできる。
これこそが、合格に至る唯一の道です。
逆に、家庭学習でできることが、本番ではできないと、合格から遠ざかってしまいます。
どちらも、「家庭学習ではできる」が共通しています。
ということは、実力的にはそんなに変わりはないはずです。
何が結果をわけるのでしょうか?
それは、「本番1ヶ月前からの学習方法」です。
最後の調整の仕方が結果をわけるのです。
本日は、私が直接指導する教室でしか教えていない「1ヶ月前からの学習方法」を、今から特別に皆さまに公開します。
-人数を想定する-
国立小学校受験におけるペーパー試験は、1教室当たり何人で行われるかご存知ですか?
東京にある国立6校を参考にしてみましょう。
1番少ない東京学芸大学附属世田谷小学校で15人。
1番多い筑波大学附属小学校だと30人です。
前を見ても人、後ろを見ても人、右も左も人、人、人…
たくさんの人に囲まれた状況で行われていることがわかります。
対して、家庭学習でのペーパー学習は、どうでしょう?
常に1対1で行われているはずです。
もちろん、1対1での学習は、理解を深めるには最適です。
しかし、試験本番の日に、持っている力を最大限に発揮するには、1対1の学習だけでは不十分です。
本番で力を発揮するには、本番に近い状態に慣れておく必要があるからです。
今すぐ、志望校の1クラス当たりの試験時の人数を把握してください。
把握できたら、その人数に近い状態での学習を、本番までに幾度か行ってください。
具体的には、模擬試験や講習会がお勧めです。
実践に近い形での練習なしに、本番に挑むスポーツ選手はいません。
プロボクサーはスパーリングをします。
プロ野球の選手は、紅白戦やオープン戦に出場します。
ペーパー学習も同様です。
1対1で理解を深める→1か月前になったら、実践に近い形で行う。
これが、お話の内容理解で満点を取るための秘訣の一つ目の方法です。
即、実行に移しましょう。
-やる順番を想定する-
全国72校の国立小学校のペーパー課題には、ある共通点があります。
それは、ほとんどすべての学校のペーパー課題で、「お話の内容理解」が1番最初に出題されているということです。
この貴重な事実を、本番1ヶ月前の学習に生かさぬ手はありません。
本番1か月前になったら、1日の学習のトップ(最初)には、必ず「お話の内容理解」を持ってくるようにしましょう。
更に、午前中に試験が行われるのならば、ペーパー学習の主要なものは、朝の学習に持ってくる必要があります。
その中でも、お話の内容理解は、常に最初に行うようにしてください。
-声を想定する(肉声orテープ)-
近年の国立小学校のペーパー課題は、「お話の内容理解」は、テープ(CD)の音声で行い、それ以外は、担当の試験官の肉声で行うことが多いようです。
なので、本気で「お話の内容理解」で、満点を取りに行くのなら、テープ(CD)から流れる音声に慣れておく必要があります。
しかし、市販のお話の内容理解の問題集でテープ(CD)付きのものは、ごくわずかしかありません。
しかも、国立小学校のペーパー対策に最適なものとなると、なかなか探すことが難しいです。
そのような状況ですが、諦めてはいけません。
「自分で作る」という方法が残されています。
市販の問題集を、録音する機械を使って、自分で吹き込みオリジナルテープ(CD)を作成するのです。
可能であれば、旦那様や、お友達に協力してもらってください。
バラエティーに富んだものが出来上がります。
-テンポを想定する-
お母さまの読み方には、お母さまのテンポがあります。
しかし、そのテンポと本番のテープから流れる音声のテンポは違うことが多いです。
テンポのみならず、声の大きさも、抑揚のつけ方も違うはずです。
子どもは、聞き慣れたテンポに馴染んでいきます。
なので、ペーパーを家でやると、お話の内容理解のみならず、他の課題においても正解率が高くなります。
反面、聞き慣れない声やテンポに対しては、聞きにくさを感じることが多いようです。
聞き取りにくいものに対しては、当然正解率が下がります。
本番のテープのテンポは誰にもわかりません。
だからといって諦めてはいけません。
意識してテンポを変えてみてはいかがでしょうか?
意識して抑揚の付け方を変えてみてはいかがでしょうか?
意識して声の大きさを変えてみてはいかがでしょうか?
このような工夫を凝らすことが、1ヶ月前から必要になります。
本番で流れる音声が、テープなのに、一度もテープの音声で練習したことがない、そんなことがないようにしたいものですね。
-位置を想定する-
当たり前の話になりますが、本番の試験の時は、必ずしも、目の前で設問を読んでくれるとは限りません。
と言いますか、目の前で読んでくれることは稀です。
前から3列目になるかもしれないし、6列目になることさえも実際あり得ます。
お話の内容理解に至っては、スピーカーから流れてくるはずです。
これらの事実に対しても対策を練っておきます。
本番と全く同じである必要はありません。
しかし、工夫は必要です。
ほんの少しの工夫が、大きな結果の違いを生み出すからです。
今日から、お話の内容理解は、少し離れたところで読んでみましょう。
お子さまの背後に回ってみるのも一つの手です。
今まで、座って読んでいたのなら、立って読んでみましょう。
目の前にラジカセを置いて音声を流していたのなら、離れた場所に設置してみましょう。
上記5つの方法は、一つ一つを見れば、ほんの小さなことです。
しかし、小さなことだけど、間違いなく本番には、近づくことができます。
小さなことを、きちんと実践できる方は稀です。
どうしても派手で大きなものに目を奪われてしまうからです。
しかし、敢えてもう一度言います。
小さな工夫が、大きな結果の違いを生み出します。
これは、間違いのない真実です。
どうか、信じて、そして実行なさってください。
本日は、「お話の内容理解 満点獲得法」でした。
また、皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
皆さまのお子さまに、良いタイミングで、良い経験が常に与えられますように
常にそれを祈っております 神山眞
大切なことを言い忘れていました。
もう、「こぐま会 お話の内容理解口頭問題集」は行いましたか?
国立小学校受験の方には、ベストな問題集です。
1と2があります。
これをやらずして、本番に挑むということがないようにしましょう。