小学校受験 ゴールに向かって!! 設計図をかきましょう
【必要なものと、必要でないものの見極め】
設計図はかきましたか?
目的地はどこですか?
設計図のない状態で、家は建ちますか?
目的地を決めないで、家を出ると、どこにたどり着くでしょうか?
もちろん、漠然とで構いません。
大体の目的地を決めて、大方の設計図をかくことをお勧めします。
何故か?
「家と設計図の相関関係」といった、よく言われる喩えで説明させていただきます。
設計図があると、必要なものと不必要なものが、その時期に応じて明確になります。
設計図がないと、「これは必要なもの?」、「それとも必要のないもの?」と、何度も何度も迷うことになります。
【設計図がないと】
どんなに優秀な大工さんがいて、どんなに優れた金槌があって、最高品質な釘を何百本と用意しても、
設計図がないと、釘を打ちつける場所すらわかりません。
設計図がないと、その日最初に行う作業すら思いつきません。
設計図がないと、その日揃えるべき道具すら明確ではありません。
「これをやっていて大丈夫なのかなぁ?」
そんな思いが常に、頭をもたげます。
なので、常に新しい情報に振り回されることになります。
結果、情報を探すことばかりに、大切な時間を奪われ、子どもと向かい合う時間が、削られてしまいます。
【新しいものは常に魅力的に映る】
先日の、深夜のTVで、電動ノコギリが紹介されていました。
「すごい!!」と、出演者は、皆一様に驚いていました。
確かに凄いのでしょうし、間違いなく優れたものなのかもしれません。
しかし、もし、それが、設計図を見て、家を建てるのに必要のないものだったら、買う必要も、使う必要もないかもしれません。
そして、明日には、さらに最新式の「電動のこぎり」が紹介されるかもしれません。
はたまた、釘を打ちつけるのに便利な「金槌」かもしれません。
絶対に曲がらない「釘」なのかもしれません。
新しいものは、常に目の前に現れ、常に魅力的な感じがします。
情報も同じです。
これから、皆さまの目の前に、たくさんの情報が流されます。
講習会、模試、セミナー、問題集…
どれもこれも魅力的にうつります。
その講座を受けることで、何か飛躍的に伸びるような気がします。
新しいドリルには、合格に役立つ問題が入っているかもしれません。
その通りです。
先程の最新式の大工道具と一緒で、講習会も問題集も、どれも素晴らしいものであることは、間違いありません。
わたしたちの、講習会も、模試も、全精力を注いで、作り上げています。
だから、最高品質である自負があります。
しかし、最高品質であっても、使う場所や時期、用途がわからないと、活かしきることができません。
最高品質であっても、設計図によっては、今回は必要がなくて、次回に必要なものもあるのです。
【なぜを突き詰めていくと答えが見えてくる】
皆さまは、これから先、本当に迷うことが多いと思います。
講習会も、問題集も、近年の国立小合格のためには、必要不可欠です。
それら無しで、合格を勝ち取るのは、優秀な大工さんが、大工道具を使わないで、素手で家を建てるのと同じくらい難しいのかもしれません。
だからこそ、大事なものだからこそ、情報を収集する前に、情報を吟味する前に、やるべきことがあります。
“設計図を作りましょう”
“目的地を定めましょう”
ご夫婦で、「なったらいいなと思う、うちの子の未来像」を、イメージしましょう。
すると、どのような環境を設定してあげたらいいのかが、見えてきます。
そこまで来たら、その環境にふさわしい志望校が、見えてくるのではないでしょうか?
或いは、今まで漠然としていた、「何故?小学校受験?」、「何故?この志望校?」が、明確になるのではないでしょうか?
「なぜ?」を突き詰めていくと、「目的」と「動機」が、今まで以上に、鮮明なものとなります。
そして、鮮明な(強固なと、置き換えてもいいかもしれません)、「目的」と「動機」こそが、皆さまが持つべき、設計図や目的地の原型となります。
【私たちにお任せください】
いかがでしょうか?
「設計図」が見えてきましたか?
「目的地」が見えてきましたか?
もしも、目的地が探しづらかったら、設計図をかきおこすのに迷いがあったら、私にお任せ下さい。
僭越ながら、アドバイスをさせていただきます。
目的地もある、設計図もある、でもそれ以上に、情報が多すぎて、何を受講すべきかがわからない。
そんな時もお任せ下さい。
私たちが、ご家庭の設計図にぴったりの講習会、模試、問題集を、アドバイスさせていただきます。
その点に関しましては、絶対の自信があります。
是非ともお任せ下さい。
情報収集で迷っている時間を、お子さまと向き合う時間、家族で楽しむ時間に変換して、最高の一年、今までに体感したことのない、素晴らしい一年にしましょう。
そのお手伝いをするために、私たちがいるといっても過言ではありません。
【設計図ができたら、次は実行】
設計図が用意され、受験に対するスタンスが、明確になったら(使うべき道具、使うべき時期が明確になったら)、もう、迷いません。
ただひたすら、今、行っていること(ドリル、問題集)を、確実に一つ一つものにしていきましょう。
それに尽きます。
脇目をふることもせず、「その日の授業(講習会)で行なわれたこと」を、確実にものにしましょう。
模試で見つけることのできた課題を、生活の中で意識することで、徐々に改善していきましょう。
本物の、合格するための法則は、いつも、いつの時代も、実にシンプルです。
ビックリするくらいに、当たり前のことだったりします。
しかし、人は皆、当たり前のことを、続けるのが苦手です。
継続の中にこそ、成功の芽、合格の芽があるのに、継続することを、中断して、別の新しい何かを探しに行ってしまいます。
設計図を作成したのなら、それに則って、皆さまが、今行うべきことを、続けましょう。
継続する力を、お子さまに身につけさせてあげることは、合否を超えた大きな財産を与えることである、という事実も、どうか心の片隅で覚えておいてください。
皆さま、互いに励まし合い、助け合い、「当たり前のことが当たり前」に行えるように、共に頑張りましょう。
私も共に歩ませていただきます。
神山眞