国立小学校受験 ゴールドスタンダード28
ステップ1 「準備は早い方がいい 運動編」
「急には身につかない 運動課題こそ早めに取り組む PART1」
急には身に付かないのが運動課題です。
繰り返し練習をして身につけるものだからです。
早めに取り組む必要性は、皆感じています。
しかし、今から挙げるいくつかの理由によって、運動課題は後回しにされてしまうことが多くなっています。
本日は、「運動課題を自宅で練習する際に困ってしまう問題点」についてお話させていただきます。
【これでいいのいかな?教え方がわからない…】
くまあるき?
聞いたことはある。
でもやったことはない。
どうやって教えたらいいのだろう?
今、目の前で我が子がやっているくまあるきは、果たして正しいのだろうか?
ほとんどの保護者の方が、このように疑問を感じながら練習を行っています。
しかし、間違ったままのフォームで練習を繰り返すと悪癖がついてしまうことすらあります。
【講習会に出てみた。もう、これで大丈夫?】
講習会に参加するとたくさんのアドバイスがもらえます。
模試を受けても、同様に返却の際にアドバイスが記入されています。
手足の回転をもっと速くしましょう
腰をもっと上げてみてください
手の振り方が小さいですね、もっと大きく振りましょう
といった具合にです。
講師に「どうすればいいですか?」と質問をすると、「家の中でもいいし、公園なども使って練習をしてください」と言われます。
しかし、何をどのように練習すればいいのかまではわかりません。
【運動は、特にやらなくてもいいだろう】
教え方がわからない
正しいフォームがわからない
まぁ、ケンパーくらい…普段遊びでやってるし
特に何かをしなくても、きっと大丈夫だろう
なので、運動の練習は後回しになってしまいがちです。
この悪循環に気を付けなければいけません。
結果としてペーパーばかりに偏ってしまいます。
運動課題を試験の直前になって取り組んでも、ただただ慌てるだけになります。
「試験前に、2,3度講習会に出ておけばいいでしょ」と思うかもしれません。
しかし、直前に2,3度練習した子と、継続して練習してきた子には、大きな差があります。
それは、見る人が見ればわかるほどの大きな差です。
運動課題は、時間をかけ、繰り返し行って身につけるものだからです。
本日はここまでです。
ここまで読むと、「では、どうすればいいの?」と思ってしまったかもしれません。
安心してください。
だんだんと解決に近づいていきますから。
次回は、「運動の苦手な子、力のない子たちは、どのように取り組むべきか」についてお話させていただきます。
感謝の意を込めまして 神山眞