“ボケとツッコミが、アクティブ空間をつくり出す”「対話でつくる 算数授業」
本日は、早朝から、「書評」です。
ズバリ、読み終えた感想は?!
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“凄い!!凄すぎる!!”
“こんな先生に教わりたい!!”
そんな素敵な本を書いてくださったのは、田中博史先生
筑波大学附属小学校の副校長先生です。
小学校の先生方に向けて書かれた本です。
しかし、読めば読むほど、幼児教育に生かせる事例が満載!!
その数、1回のブログでは紹介しきれないほどです。
「私はお笑い番組が好きです」から始まる“プロローグ”に、いきなり打ちのめされます。
そこからは、“これは、教える立場にいるものとして学ばねば”、そう思わせる「金言」、「格言」のラッシュ!!
ちょっとだけ紹介します。
人前で間違えることを警戒している子どもたちも、最初は、目の前の教師がボケてくれれば、安心してツッコムことができるようになります。
「~できるようになります」の表現に田中先生の子どもに対するスタンスが見えてきます。
強制ではなく、ごくごく自然に、変えていくのですね。
さらに、
「なんだ、先生でも間違えるんだ」
「そうそう、私も最初そう思ってた」
「分かる分かる、その気持ち」
「さすがに、それはないでしょう(笑)」
こんな会話を子どもたちと楽しく会話しながら、解決のための迷い道を、友だちと歩いていくのです。
会話部分は、子どもたちの声です。
こんな会話が飛び交う伸びやかな授業こそ、私が目指す理想の授業です。
「解決のための迷い道」と言う表現が秀逸ですね。
私も一緒に迷いたくなってしまいます。
板書に関しては、従来からある「先生が黒板に書いたものを子どもが写す」のやり方に、わかりやすく警笛を鳴らしています。
その上で、田中先生は「こんなやり方もあるよ!」と優しくアドバイスしてくれます。
◇まとめの書き出しの部分は先生が書いておいて、続きを子どもが書く
◇大切なキーワードだけ書かないで文章の枠組みは見せる
◇先生が間違いを含むまとめを書いて見せて、子どもに修正させる
子どもたちが、前のめりになり、意見を言いながら、板書しそうなやり方です。
プロローグだけで、こんなにたくさんの気づきを与えてくれます。
ですが、ここで驚いてはいけません。
本章も同様に、いや、それ以上に「圧巻!!」の内容です。
是非とも、皆さま、本書を手に取り、読み進めてください。
えっ…
なかなか時間が取れない?
そうですか…
わかりました…
本章も、私が、ほんの少しですが、今後解説していきましょう!!
最後に、
彼らの素直な表情が、授業中にたくさん見えるようになり、「子どもってすごいな」と思える瞬間がたくさん味わえます。
「子どもってすごい!」って思える先生に、教わっている子どもたちって、本当に幸せです。
「すごい!!」って、いつも思われていると、さらに、どんどん「すごいひと」に、なっていくものですから。
感謝の意を込めまして 神山眞