国立小学校びっくり話 “隣のクラスと授業の進め方がちがう?!”
今回は、国立小学校の魅力をもっともっと知ってもらいたいので、“実際にあったびっくりした話”を紹介させていただきます。
【独自のカリキュラムで実証的な教育を行う】
国立小学校では、研究と関連して、独自のカリキュラムで実証的な教育が行われています。
よって、必ずしも教科書通りに授業が進められるわけではありません。
同じ学年であってもクラスが違うと授業の進み方も違ったりするようです。
東京学芸大学附属世田谷小学校では、3年生になってはじめて、国語、算数など8教科名の入った時間割をつくって学習が始まります。
それまでは、総合学習活動の中で、「育てたい力(読書・数や運動・造形・音楽・自然や生命を愛する心・自己表現・友達と仲良くするetc…)」を養っていきます。
ちなみに、どの学校においても、授業のみならず、宿題の出し方もまちまちのようです。
小学1年生の冬休みに、「百人一首をおぼえてきなさい」といった宿題が課された生徒さんもいました。
とてもユニークですね。
【受験勉強をするところではない】
「受験のための勉強や指導をするところではない」と学校案内に明記してある学校もあります。
そのため、連絡進学を望まないで、私立中学を受験したいとなると、勉強は学校外で各自行わなくてはなりません。
【運動会の前になると…】
国立小には、総じて行事を重んじる校風があります。
筑波大学附属小学校において、各種行事の中でもひときわ重要視されているものの中に運動会があります。(筑波小の運動会は“日本一”という呼び声が高いほど有名です)
体育の授業は、運動会に費やされ、休み時間も朝の活動も運動会に費やされる。 でも、ここまでならどの学校にもありそうなことです。
しかし、筑波大学附属小学校には、こんなびっくりなエピソードがあります。
運動会の前になると、玉入れの玉を自宅に持ち帰らせる先生がいる、そんなエピソードです。
自宅に戻ると、家族の人に箱を持ってもらいそこに向けて玉を入れる練習をするのです。
勝ち負けにこだわることを重要視する筑波ならではのエピソードです。
ここまで徹底すると、運動会はいやがうえにも盛り上がるのでしょうね。
【チャイムがない 成績表がない】
チャイムがない学校があるのはご存知ですか?
東京学芸大学附属世田谷小学校です。
成績表がない学校もありますよ。
東京学芸大学附属竹早小学校です。
同じ国立小学校でも、授業の進め方のみならず、様々な違いがあります。
公立小では実現不可能なスタイルがまかり通るのも国立小の魅力を引き立たせている要因の一つと言えるでしょう。
ここのところ、睡眠の質にこだわっています。枕を新しいものに代えたり、もっとも眠りが深くなる敷布団の柔らかさを調べています。毎朝、“あーよく寝た!”という具合に目覚めることができれば、昼間の行動の質もあげられそうだからです。そうすれば、間違いなく、より良い授業ができるようになりますね。 神山眞