初動対応→二次対応→実行→改善=ペーパー学習は「サイクル化」することが大切です -国立小学校受験 お悩み解決レシピ3-
【ペーパー学習の際に】
□間違えた問題を「放置」してはいけません。
□間違えた問題に「固執」し過ぎてはいけません。
□間違えた問題は「的確」に循環させることで、必ずできるようになります
□間違えた問題に対する「ベスト」な対処法を一緒に学びましょう!!
セレクト1「初動対応」=その日のうちに行うべきこと
家庭学習でペーパーを間違えた際に取るべき「初動対応」は以下の3つです。「間違えレベル」に合わせて「初動対応」を変えます。
間違えレベルA
●もう一回やれば、今度は正解にできそうなレベル
●ケアレスミスや時間が足りなくて解ききれなかったレベル
→この場合は、即座にその場でもう一回解かせます!!
間違えレベルAA
●設問を読み終えた後に、「なんて言ったの?もう一回読んで」とお子さまが聞くレベル
●まだ、解き方が確立されていないレベル
→この場合は、その場で設問の意味や解き方を説明し、間違いを指摘及び訂正させます!!
間違えレベルAAA
●全く理解できていないレベル
●設問を繰り返し読んであげても、設問の意味すらわからないレベル
→「だから~だよね」的な軽いアドバイスのみを行うようにします。無理にその場で理解させようとしないように敢えてすることが大切です。
→「こうやってやると“〇(正解)”になるよね!」といった理解を促すくらいにして、間違いを訂正させて、大きな〇をつけてあげ、“終了”にしましょう。
セレクト2「二次対応」=間違えたペーパーの保管作業
ほとんどの方が、初動対応で終えてしまいます。特に、その場でもう一回解かせた際に、正解になると、そこで“もう大丈夫だ”となり、対応を終えてしまいます。
しかし、それでは、「本番で解けるレベル」まで持っていくことは難しいです。以下の手順で「二次対応」を行ってみましょう。
「やり直しBOX」に入れる
●間違えたペーパーを、「やり直しBOX」に入る
●次に行う機会が訪れるまで保管
●間違えレベルに関わらずすべてを「やり直しBOX」に入れる
→間違えたペーパーには、すでに書き込みがあります。次に行うときに、それが邪魔になってしまいます。よって、その間違えたペーパーの原紙があることが1番の理想的な状態と言えます。
セレクト3「実行」:やり直しBOXの中のペーパーを行う
「やり直しBOX」があるからこそ、“無理&無駄”な量の反復を防ぐことができます。“漏れ”を防ぐことができます。やり直すのに最適な時期は以下の3つです。
翌日
●きっかけを掴みかけたもの
●すぐに行うことで理解が強固になるもの
1週間から10日後
●ほとんどのものはこのくらいのペースでやり直す
●敢えてその問題を寝かせる必要がある
→間違えた問題を、寝かせている間に、お子さまの「脳というスーパーコンピューター」が、生活や遊びの中で、或いは睡眠中に答えに繋がる情報を探し続けます。
→もちろん、また同じ間違いをするかもしれません。ですが、それでいいのです。子どもの頭の中にはスーパーコンピューターが入っています。きっかけを与え続けて、常にスーパーコンピューターを「検索状態」にさせてください。
→さらに、2回間違えることも、3回間違えることもあります。そうしたら、それに気づけたことに感謝します。何と言ったって、何度も間違えた箇所の克服さえすれば、その課題はいつか必ず解けるようになるのですから!!
間に“実物”を挟む
●全く理解できなかった課題に対しては、実物を挟む
●ペーパー課題のイラストに近い“実物”を探し、ペーパー課題の設問通りに、その“実物”を操作する(親が子を誘導する形で行う)
●“実物”を行った後に、ペーパー課題に再チャレンジ
→全く理解できないものは、得てして、“経験したことがないもの”や“経験が少ないもの”だったりすることが多いはずです。
→経験が乏しいものを、ペーパーのイラストと設問だけで理解するのは困難です。ペーパーのイラストと設問に近いシチュエーションになるように実物を揃え操作してみましょう。
セレクト4「改善」:学習記録表から見えてくるもの
毎日の学習を、メモ程度でもよいので記録することをお勧めします。きっと、その学習記録から、「間違えた問題の傾向性」が見えてくるはずです。「傾向性」が見えてきたら、以下の4つに注力します。
「やり直しBOX」の中のペーパーの入れ替え
●やり直して、正解になったペーパーは「やり直しBOX」から消去
→しかし、傾向性がつかめてきて、「間違える頻度が高いジャンル」をみつけることができたら、そのジャンルのペーパーに関しては、たとえ正解したとしても、安易に消去しない方法をとります。
→そのようなペーパーは、「やり直しBOX」からはいったん消去します。しかし、同時に、そのペーパーと同じジャンルのものを敢えて1枚入れておきます。
→その1枚のセレクトの仕方は簡単です。少しだけ難易度を上げたもの、或いはイラストのイメージが少し違うものを選べばいいでしょう。
「やり直しBOX」を使った学習の頻度を決める
●「やり直しBOX」を使った学習は、「週に1度」ないし、「週に2度」くらいにする
→間違えた問題に対するフォローは大切です。しかし、それが全てになってしまってはいけません。
「やり直しBOX」を使った学習は、1回につき20分以内にする
●勉強嫌いにしてはいけない
→できなかった問題や苦手な問題が、7枚も8枚も続く。それが、時間にして30分以上もかかる。そのような学習方法では、勉強自体が嫌いになってしまいます。短い時間でスパッと行い、パパっと切り上げることが大事です。
できている問題や得意な問題を繰り返す時間をしっかりと作る
●ここがとても大切!!
→得意な問題や好きな問題を行うことで、調子を整えることができます。それらがあるからこそ、新しい学びへのチャレンジ精神が湧いてきます。苦手な問題や間違えた問題に粘り強く挑むことができます。
感謝の意を込めまして 神山眞
オープン参加講座のご案内です
口頭試問を始めたいときは
全肯定型指導の第一人者と言えばこの先生 本道先生直接指導:勇気100倍!!“口頭試問講座ベーシック1”
【内容】60分間ノンストップで全肯定のシャワーを浴び続ける口頭試問講座
【講座№0326A】3月26日(土)9時30分~10時30分
【講座№0326B】3月26日(土)10時15分~11時15分
【場所】中野
【定員】5名
【講習費】 7,700円(税込み)
【対象】新年長の皆さま
【講師】本道先生とアシスタントの先生
【受付開始】2月11日(金)の10時の時報からです。定員になり次第、締め切らせていただきます。ちきゅうまるブログの「お問い合わせ・お申込みフォーム」よりお願い致します。「講座ナンバー」と「お子さまのお名前(読み仮名)」、「性別」、「生年月日」、「当日の緊急連絡先(お電話番号)」をご記入願います。2月15日の火曜日の夜までに結果に関する報告をメールにて行わせていただきます。
細谷先生直接指導:“口頭試問講座ベーシック1”
【内容】60分間の口頭試問講座 ※本道先生の講座と同じ内容です。
【合同講座】チャイルド学院とちきゅうまるの合同講座です。
【日時】3月27日(日)14時00分~15時00分
【場所】荻窪
【定員】8名
【講習費】7,700円(税込み)
【対象】新年長の皆さま
【講師】細谷先生とアシスタントの先生
【受付開始】2/22(火)10時からです。
【受付方法】チャイルド学院ホームページ=チャイルド学院 (child-gakuin.jp) → 講座のご案内 → 国立年長児講習会コース → お申込みフォーム
【入力項目】メールアドレス、お子さまのお名前、ふりがな、性別、誕生日、郵便番号、電話番号、保護者氏名、続柄、支払方法、会員情報、園名
製作を基礎から学びたいときは
製作が苦手!?“だったら細谷先生に教わりましょう” 国立小合格製作講座ベーシックSTEP2
【内容】作品は作りません。その代わり、徹底的な大量活動で「できない…→できる!!」、「自信がない→自信がついた!!」にする75分講座です。
【STEP2】「STEP2」では、国立小で必要不可欠な「筑波小・お茶の水小・小金井小既出課題:ちぎる(円状にちぎる)」、「かたむすび(箱にひもをまわしたかたむすび&鉛筆を束ねるかたむすび」、「筑波小&小金井小で既出課題:なわとびむすび」、「小金井小既出課題:わごむつなぎ」にチャレンジします。「量」をこなし、「反復」すれば、だれでも「得意!!」になります。
【日時】
□3月13日(日)9時00分~10時15分
□3月13日(日)11時00分~12時15分
□3月27日(日)9時00分~10時15分
□3月13日(日)11時00分~12時15分
【場所】荻窪(チャイルド学院)
【講師】細谷先生とアシスタントの先生
【定員】各回8名
【講習費】 7,700円(税込み)
【対象】新年長の皆さま
【受付開始】2月15日(火)の10時の時報からです。チャイルド学院のHPからのお申し込みでお願いいたします。
【受付方法】チャイルド学院ホームページ=チャイルド学院 (child-gakuin.jp) → 講座のご案内 → 国立年長児講習会コース → お申込みフォーム
【入力項目】メールアドレス、お子さまのお名前、ふりがな、性別、誕生日、郵便番号、電話番号、保護者氏名、続柄、希望コース(第一、第二、第三希望)、支払方法、会員情報、園名
お父さま、お母さま向けの勉強会は
国立小学校合格勉強会『家庭学習で国立小学校合格を目指す方法大全集』
【日時】2月21日(月)10時30分~12時00分
【場所】皆さまのご自宅です
【受付方法】学びの芽のHPからお願いいたします
【内容】
1.家庭学習の皆さまがこれから行うべきこと→それは情報収集!!
◇各校の特徴はどこから収集する?
◇受験時期を知っておく=私立小との違いに気づく
◇説明会について=もはやリアルな説明会はないのかもしれない
◇抽選について=抽選方法ではなく、抽選の有無と抽選の倍率から、取り組み方を決める
◇検定の方法=その学校が何を重視しているのかを知る
◇併願の仕方=併願は可能なのか?可能だとした際のメリットとデメリット
◇服、靴、持ち物=いつから揃え、何を揃え、いつから使用すべきか?
◇願書の入手⇒願書の記入法⇒願書の提出法
2.ペーパー学習→問題集の選び方でこんなに差が出ます!!
◇「教室に通っている方々との違い」と「分析本、過去問、データに潜む落とし穴」を知る=そのうえで、問題集を揃え、問題集を行う
◇系列化された問題集=「~歳用」、「ベーシック」、「スタートアップ」などのタイトルを信じてはいけない
◇単元別問題集=系列化問題集との効果的な併用法で効果は間違いなく上がる
◇ランダム化された問題集=やるべき時期を決めないととても危険
◇お話の内容理解だったらこの問題集=今の時期にふさわしいものから取り組む
◇常識は問題集だけでは絶対ダメ=壁貼り式、カード、図鑑…使うべきものをできるだけ増やす
◇数は問題集と一緒にこれを使う!!=おはじきは必需品です
◇位置の把握力が絶対に必要な学校はここ=筑波なのですが…筑波だけではありません!!
3.ペーパー学習→間違えた問題に対する対処法
◇間違えた問題に対する対処法=個々のやり方で大きな差がつく!!「やりなおしBOX」を用意して、「全く同じものでのやり直し」か「記録して傾向をつかみ類似の問題集でやり直し」の選択をする
◇正しい答え合わせの仕方=お茶の水、世田谷、大泉志望の方は、〇と×の理由を時々たずねる
4.製作・口頭試問・行動観察・運動は家庭学習だけでは難しい?
◇家庭学習中心でやっていくのだから=「講習会の取り方」と「模試の取り方」を、 よくよく考える ◇講習会の取り過ぎに気をつける=とればとるほど合格に近くなるは本当ではない(断言!!) ◇でも…家庭でできることってこんなにあるんです!! ◇4マス行動の大切さ=頻出課題よりも、120%出題されるものに、焦点を当てる
国立小学校合格勉強会『行動観察の合格ポイント教えます!!』
【日時】2月28日(月)10時30分~12時00分
【場所】皆さまのご自宅です
【受付方法】学びの芽のHPからお願いいたします
【内容】
1.行動観察とは?:合格の決定打となる、それが行動観察課題!!
◇私立小との大きな違い=評価の仕方と、スタイル、参加者に違いがあるからこその難しさ
◇行動観察は大別すると4つに分けることができる
◇「集団製作系」で必要とされるのは=コミュニケーション能力+整理整頓力+参加者意識
◇「勝敗のあるゲーム系」で必要とされるのは=勝敗が決まった後の所作+気持ちの切り替え力+お約束を守る抑制力
◇「模倣系」で必要とされるのは=感情を表現する力+感情を抑制する力
◇「自由遊び系」で必要とされるのは=コミュニケーション能力+片付け力
2.行動観察が苦手な5つの理由
第1位:指示が聞けません
第2位:輪に入っていけません(恥ずかしがり屋さん)
第3位:自己中心的動きをしてしまいます
第4位:お約束が守れません
第5位:道具を丁寧に扱えません
3.「苦手」を「得意」にする9つの方法
(1)指示をしっかりと聞く=家庭でできる方法があることを知って欲しい
(2)声掛けか、同意のどちらかを必ず行う=リーダーシップを発揮するばかりではない。意外や意外評価されるのは同意力のある子かもしれない
(3)感情を表現する=知らない場所で、知らないお友達の前でできるようにしたい!!
(4)しかし、同時に、感情を抑制することもできる=アクセルの踏み込み方と、ブレーキのかけ方を学ぶ
(5)そして、気持ちを切り替えることができる=本場時に必ずや必要とされる力
(6)お約束(ルール)を守ることができる=お約束を守らない子を、合格にするのはなかなか難しい
(7)指示がでたら速やかに無駄なく行動する=まず、何よりも「やめる」ことができなければいけない
(8)ものを丁寧に扱う=物を大切にする気持ちは、人を大切にする気持ちと通じます
(9)お片付けが習慣化された力=講習会で学び、家庭で実践