受験の際の課題を知る
皆さんの住んでいる場所で、受けられる国立小学校が決まったなら、次は、その学校の受験課題が、「何であるのか」を調べましょう。
高校受験なら、数学があって、国語があって、英語もあってといった具合に、だいたいの想像がつきます。
でも、国立小学校受験となると…
ちょっと、わかりづらいですね。
大手書店の「お受験コーナー」に行くと、所狭しと、「合格のための問題集」が並んでいます。
また、「お受験」のドラマを見ると、問題集を使った学習のシーンが登場します。
なので、「お受験=ペーパー学習」のようにとらえてしまう人が多いようです。
しかし、小学校受験の「合否」は、ペーパー課題だけでは決まりません。
特に国立小学校の場合は、ペーパー課題だけで決まることは、「ない」と言い切ってもよいくらいです。
それでは、「国立小学校合格」は、何によって、どのような課題によって決まるのでしょうか?
分かりやすく説明するために、まずは、試験の形態を、大きく二つに分けます。
「ペーパー課題がある学校」と「ペーパー課題のない学校」の二つです。
(A)ペーパー課題のある学校
ペーパー、製作、口頭試問、運動、行動観察の5課題を子どもたちは、こなします。
もちろん、学校によっては、運動がない学校もありますし、製作のない学校なんかもあります。
東京で、このスタイルに該当する学校は、以下の4校です。
□筑波大学附属小学校
□東京学芸大学附属世田谷小学校
□東京学芸大学附属大泉小学校
□東京学芸大学附属小金井小学校
(B)ペーパー課題のない学校
ペーパー課題がありません。
行動観察、口頭試問、製作、運動などによって、「合否」が決まります。
ただし、ペーパー課題がなくても、ペーパー学習をしていないと、合格に到達するのは難しいかもしれません。
東京で、このスタイルに該当する学校は、以下の2校です。
□お茶の水女子大附属小
行動観察、製作、口頭試問(個別テスト)の3つが、近年における試験時の課題となっています。
□東京学芸大学附属竹早小学校
行動観察、口頭試問、親子課題の3つです。
ここまでのお話は、あくまでも、子どもたちにとっての課題です。
でも、実は、国立小の試験には、保護者の皆さまの力が必要とされる課題もあるんです。
ご存知でしたか?
そんな、「保護者力が必要な課題」に関しては、また明日お話します。
-お知らせ-
本日、「オールインワン180ステップ1」に関する、メールの返信を行いました。
たくさんのご応募、ただただうれしく、そして、身が引き締まる思いです。
皆さまの期待を遥かに超える講習会を行います。
そして、そのお子さまだけが持つ、「宝物」を見つけだし、お父さまやお母さまに、報告します。
まだ、お母さまやお父さまが見たことのない宝物を見つけ出します。
ただし、やはり、どうしても、キャンセル待ちの方が出てしまいます。
本当に心苦しい思いです。
さらに、工夫を重ねて、一人でも多くのお子さまと、一緒にお勉強ができるように頑張ります。
現在、キャンセル待ちになってしまっている皆さま、本当に申し訳ございません。
感謝の意を込めまして 神山眞
本日の授業で、「桜吹雪」のお話をしてくれたお子さまがいました。
「よく知っていますね!!」と驚きの声をあげたら、
「お母さんに教えてもらいました」と嬉しそうに話してくれました。
歩いている時に、景色の素晴らしさや、季節の移り変わりを、余裕をもって話せるお母さまって素敵だなと感じました。
「いそげ!!」
「遅れる!!」
「早くしなさいよ!!」
「次の場所へは、最短距離の最小時間で!!」
こんな慌ただし気な光景も、それはそれで、何とも味わい深いですが、
幼児期のお子さまと、一緒に時を過ごせるのは、長いようで短いものです。
だからこそ、一日一日を、大切に、慈しむように過ごしたいですね!!
お子さまから、お父さまから、お母さまから、学ばせていただくことの多い毎日です。