問答無用の世界
「国立小受験に役立つ“習い事”ってありますか?」
聞かれることがあります。
私は、「型」のある習い事を勧めます。
「書道」、「柔道」、「空手道」、「茶道」…
といった「○○道」と呼ばれるものには、必ず「型」があります。
バレエにも、「型」があります。
ピアノにも、バイオリンにも「型」があります。
「型」は、ある意味、“問答無用の世界”です。
「どうして、座る時は“正座”なんですか?」
「どうして、左足から踏み出すのですか?」
「どうして、肩に載せるのですか?股に挟んではダメですか?」
そういった、「どうして?」が、一切通用しない世界
それが、「型」だからです。
「型の世界」
「問答無用のシステム」
それらを、「没個性」に結びつける方がいるかもしれません。
一見、そう見えるかもしれませんが、私個人の見解としては、「型」を模倣し、「型」を反復し、「型」がその人の一部になった時、はじめて、「本物の個性」が発揮されるような気がします。
個性の考え方は、人それぞれではありますが、いずれにしても、「型」を学ぶことで、「良き姿勢」、「習う際の心構え」、「取り組み方」まで、身につけることができます。
幼児期に、習い事で迷ったなら、「型」のある習い事をお勧めします。
感謝の意を込めまして 神山眞