[合格の決め手=行動観察]
夏期講習が始まりました。
3時間講習です。
いつもの倍の時間行っています。
ペーパーだけではありません。
ペーパー+製作+運動+口頭試問(面接練習のことです)+行動観察
5つの課題を行います。
今日は、それらの中から、「行動観察」に関して、一言アドバイスをさせていただきます。
【行動観察 大きく分けると】
行動観察は、大きく分けると、
「集団製作系」
「指示を聞き、見て、行う模倣系」
「お約束のあるゲーム系」
そして最もポピュラーな「自由遊び」の4つに分けられます。
本日行ったのは、「お魚釣りゲーム」でした。
「お約束のあるゲーム系」に分類されます。
【おやくそくのあるゲーム系のポイントは?】
ポイントは以下の6つです。
○相談に参加したり、話しかけるのが苦手なお子さまは、「同意すること」をきちんと行う。
○話しかけるのが得意なお子さまは、「積極的に声掛け」を行う。
○お約束を守る。
本日の釣っている時のお約束は、
- 順番を守って釣る。
- 池の中に足が入らないようにする。
- 竿を渡す時、受け取る時には、必ず声をかける。
- 釣れたら、自分で魚を取らないで、お友だちに頼んで取ってもらう。
- 1匹釣れたら次の人に交代する。
- 「はじめとやめ」の合図を守る。
みなさまのお子さまは守れますか?
○道具を大事に扱う
道具を粗末に扱っていては、当然ながら合格はいただけません。
「竿を渡す時や、受け取る時」
「釣れた魚を入れ物に入れる時」
このような時は、丁寧な扱いが必須です。
竿を奪うように受け取ってはいけません。
魚を投げるように入れ物に入れてはいけません。
○自分の順番でない時も参加者意識を持つ
自分の順番の時に、どんなに一生懸命行えても、お友だちが行っている時に素知らぬ顔になってはいけません。
応援しましょう。
優しいアドバイスを送りましょう。
○おふざけをしない
ゲーム系の行動観察では、緊張感が解けてくると、床にバタンと倒れたり、走り回ってしまうなどのおふざけをしてしまうことがあります。
楽しく行うことと、おふざけをしてしまうことは似て非なるものです。
常に節度を保つことを意識できるようにしましょう。
○お片付けの合図と同時にお片付けを始める
てきぱきと丁寧にお片付けを行いましょう。
上記6つが、守れて、且つ、楽しんでのびやかに行えるように経験を積んでいきましょう。
【一生懸命な姿はテクニックを凌駕します】
そして何よりも一生懸命に行いましょう。
一生懸命さは、小手先のコミュニケーション能力をはるかに凌駕します。
目の前のことに集中して、真剣に取り掛かる習慣を身につけましょう。
夏休みの今日一日、明日の一日、明後日の一日
一つ一つのことに、真剣に懸命に取り組んでみましょう。
お子さまだけに一方的な「やりなさい!」は、あまりお勧めできません。
お父さまも、お母さまも行ってみることをお勧めします。
毎朝、本気でお子さまに挨拶してみましょう。
本気でお子さまの話を聞いてみましょう。
本気でお子さまに話しかけてみましょう。
本気でお子さまと笑いあう時間を作りましょう。
本気で一緒に作る時間を作りましょう。
本気でお子さまと公園で遊びましょう。
夜寝る前に「今日も本気で向き合う時間が持てた!!」
そんな充実感で眠りにつけたならどんなに素晴らしいでしょうか。
そのような日々の積み重ねが、お子さまの目を今より一層輝かせます。
大切な夏休み、本気で取り組む時間を一日のうち何度か持ちましょう。
もちろん私たちもお付き合いさせていただきます。
共に、お子さまの成長の為に、この夏を充実した素敵な夏休みにしていきましょう。
本日、皆さまのお子さまと、3時間の時を、共に過ごせたことに感謝いたします。
皆さまのお子さまの成長がどんなことより、何よりもうれしいです。
また、お会いできる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
追伸です
上手に話せなくても、上手にその場でリーダーシップが取れなくても、懸命に行うことの大切さをお子さまに伝えたいものです。
懸命に その輪の中に加わる(参加者意識を持つ)
懸命に 人の話を聞く(目で)
懸命に 人の話を聞く(相槌で)
懸命に作業に取り掛かる
これらができるようになったら、受験という枠を超えて成長できそうな気がします。
感謝の意を込めまして 神山眞